実践したての数週間がとってもつらい砂糖断ち……
でもつらさには個人差があって、もともとそれほど砂糖中毒でなかった人は「いろんなものを断った中で、砂糖が1番簡単だった」と言ってたりします。
それに引きかえ生まれつき甘党で、好き放題お菓子を食べ続けてきた人間にはこんなつらいことってないかもしれない。
私は最初の2週間、ほんとうにつらかったです。
人によっては「2か月くらいずっとつらい」という人もいて、つらい期間もかなりの個人差だなあという印象です。
砂糖断ちを助けてくれるおやつたち
だから我慢が限界に達したら味方になってくれる、そんなおやつたちを思いつくままに書いてみようと思います。夜中にお腹が空いて空いて、自分に負けそうどうしよう、というときにも有効なおやつたちです。
ただ、砂糖断ち初級編は
「白砂糖が入ってないけど甘いものを食べて気をまぎらせる」
ことや
「カロリーは高いし身体によくないがしょっぱいものを食べておやつ=塩味と思い込ませる」
を目的としているので、夜中の空腹には「中級編」以降を参考にしてください。
まずは初級編から。
フルーツ
甘みを求めています。私達は甘みを求めているのです。フルーツは食べ過ぎると確実に太るし、フルーツ自体の是非もあります。でもとりあえずビタミンなどが含まれているということでクッキーなどのお菓子とはわけが違うし、満足感がすごい。おやつとして完璧。そして止められなくなるから危険でもある。
砂糖抜きバナナケーキ
私は別に料理上手ではないのでそういう意味では特に参考になりませんが、料理上手じゃなくても作れる、ハードルの恐ろしく低い砂糖抜きバナナケーキは使えます。バナナ自体が初期には素晴らしい働きをしてくれます。
しょっぱいスナック菓子
「あまり好きではないスナック菓子」限定です。
とにかくおやつ=しょっぱいと思い込ませることが重要
ココナッツオイルサンドイッチ
まず何よりも、ココナッツオイルというのは、味は甘くないのに香りがとても甘いので、この砂糖断ち中や夜中のおやつにとって、西へ東へ大奔走・大活躍のスーパースターです。
おやつは手作りの方がまだマシなものが多いです。でもすぐ食べたいのでつい手間のかからないものへ走ってしまいます。バナナケーキ作ろうと思ってもすぐ食べたいからアイス買って食べてしまうのです。
そこへいくと、このココナッツオイルサンドイッチは30秒で出来るので簡単。
①フランスパン(ハーフサイズ)を買う
②フランスパンを手でグイグイ割る
③ココナッツオイルを塗る
④ハムをはさむ
おやつですから「野菜挟まなきゃ!」などとよけいな手間は掛けず、とにかく簡単さを求めています。
はじめは「サンドイッチにココナッツオイルの香りなんて」とちょっと気味悪く思っていたのですが、一度食べてしまった後はココナッツのの香りとハムとフランスパンの香ばしさが混ざりに混ざってもう、とりこ!
何度も言いますがおやつですから、欲望を満たすためのものです。GI値も高いし美肌には良くない食べ物です。でもとりあえず白砂糖は食べずに済むのです。
カカオ80%以上のチョコレート
ちょっとは砂糖が入っているので、やっぱり良くないんですがどうしても食べたいときはスーパーで買えるお菓子の中では一番ましだという気がします。私はチョコレートがあんまり好きではないので、ひとかけらですぐ満足してしまうというよさもあります。
ただカカオのパーセンテージが上がるとカフェインも増えていくので、カフェイン断ちもしている人には向きません。
以前サロン・ド・ショコラでカカオ豆が食べ放題だったのでポリポリしてみたんですが、カカオ豆というのはチョコレートよりも好きだな、ずっと食べていたいなと思いました。豆の中では飛びぬけて美味しかった。
写真はスーパーマーケットのcarrefourオリジナルチョコレートです。カカオ豆入りなので買ってみました。パーセンテージがよくわからなかったけれどたぶん75%くらいだと思います。結構甘かった。
ハニージンジャーソイラテ
……て書くとなんておしゃれなんでしょう!
でも豆乳温めておろししょうがと蜂蜜いれたやつです。風邪のときに鼻水たらしながら飲むアレです。
蜂蜜は健康にいい面もあるでしょうが、血糖値は上がるしなるべく摂らないで非常手段として取っておくのがいいかなと思ってます。どうしても「照り」を出したい料理とか、このようにハニージンジャーソイラテみたいなフェミニンな飲み物を飲みたいときです。
続いて中級編。
冷凍パプリカ
美白におすすめのパプリカ。
そのまま食べても甘くておいしいので大好きですが、凍らせてもおいしい。
もともとは、食べきれなかったときに傷むのが嫌なので小分けして冷凍していたら、シャリシャリして夏などはシャーベット欲が満たされることに気がついたのです。
はあ?シャーベット?
って思われるでしょうか……砂糖中毒だったころの私なら思っていたでしょう。でも甘いもの断ちを始めると、これがけっこう優秀な代打役を務めます。
ミルキーな飲み物(砂糖抜き)
現在、私にとって一番贅沢なおやつはカフェオレです。コーヒー自体が贅沢品ですが、基本はカフェインも断ってるのでデカフェを淹れてミルクたっぷり入れて、ときには氷いれてアイスカフェオレなんかにしちゃうのを考えるだけでそわそわしますね!
ミルクは乳糖のせいで甘みはありますが、目くじら立てるようなもんでもないので大変使えるヤツですよ。ミルクティーも良し。
豆乳ももちろん使えます。
なんでもゼラチンで固めてみる
ゼラチンでもアガーでもなんでも良いのですが、とにかく固めてしまえば立派なおやつです。もちろん砂糖抜き。
私はこうして以前杏仁豆腐(もとい牛乳プリン)欲を満たしました。
究極はこちら。
チーズ
チーズは糖分がほとんどない上に、ビタミンB群もたっぷり含まれ、うわさによると胸が大きくなるという話も……
知り合いでとても食べ物に気を使っておられる女性が、いつも意識してチーズを食べていたら痩せても胸が大きいままなのだと言っていました。たしかに、おおきか……った……ですよ!横目でチラ見しましたけどね!
私はアーモンドと一緒に食べるのが好きです。パリでは贅沢品ですがさらに海苔も巻いて食べると幸せ。
アーモンド
そのアーモンドです。
もう彼は不動のレギュラーです。決して切らさない。
このように「おやつとして成り立って、美容にもよい」のが理想のおやつです。
プロテイン(植物性)
何を言っているんだ……って、私もちょっと思います。プロテインなんておやつじゃない。
でもこれは中級編なんです、もうベテランの域に入りかけてるんです。
とはいえ運動しないでプロテインを飲むと太ります。それにダイエットのためには、植物性のプロテインを選ばなければいけません。
もちろん植物性だからと言って飲み過ぎてもいけないんだけど、最近オーガニックスーパーで見つけたこれがヒットでした。
プロテインを探しているというと、こちらを持って来てくれました。粉の、シェイクして飲むアレ、探してたんだけどな……まあいいか、と買って帰りました。
大豆のプロテインなんだそうですが、スナック菓子扱いではありません。パッケージのような料理に使うことを推奨しているのでしょうが、こんなもの作れるわけがないのでスープにザバザバ入れてみました。
これは……クルトン代わりに最適!
紙パック入りのポタージュを常備して、夜中にお腹が空いて我慢できないなあ、と思うと温めて、このプロテイン入れて食べると満足感がすごい。
もちろん、そのままポリポリ食べても良いです。食感は「ポリポリ」と「キュゥゥ」とが混ざったような感じです。
プレーンヨーグルト
楽しくない!甘くないヨーグルトなんて楽しくない!
……という場合はフルーツをぶちこんでしまうとたいていの欲望が満たされます。個人的に、とてつもなく激しい欲に狂わされそうになるときは、「プレーンヨーグルト+バナナ+シナモン」がパーフェクトなおやつです。
でも慣れてくるとプレーンヨーグルトだけでずいぶんな間食した気持ちになるものです。不思議ですね。
さて、ではいよいよ上級編。
……て、そんなのあるわけないでしょぉぉぉ!いやだもう!
上級者はおやつなんて食べません!普通は大人には必要ないのだもの!
「基本食べない。たまに、つきあいでちょっと食べる」
渋……かっこいい……リーアム・ニーソンみたい。
実際、砂糖断ちやらダイエットやらは、続けていけば余計なものを食べたくなくなるのが自然です。おやつリストは、この境地にたどり着くまでの補助的な役割を果たすものです。
私もいつかは、まったく食べないで良いところまでいきたいものです。