フランスではすっかり夏が終わり、季節が過ぎるので
そこかしこでメロンを1ユーロでたたき売っています。
どれを買ってもおいしい!夕張メロンのよう。
私はメロンが好きなのでついつい買ってしまう……
ダメだ!メロンは糖質が凄まじいというのに……!
そこで友人がこの夏、ダイエット目的でずっと食べてたという
「水ゼリー」なるものを教えてもらい、作ってみました。
え、水……?
そんなものがおいしいのだろうか?という疑念を払拭すべく
とりあえず試してみなければなるまい。
スーパーにはゼラチンとアガーがありました。
「100%ナチュラル」と書いてあることと、食感が好きなので
アガーを買います。値段は3ユーロちょっとで、ゼラチンの2倍です。
このように2g入りで4袋入っています。
そういえば一度もゼリーを手作りしたことがないので
分量を調べてみると、水250mlに対しアガー6gとか
水400mlに対しアガー12gとか、わりとまちまち。
しかし箱の裏の説明には「2分の1リットルに対し2g」と書いてあります。
少ないんじゃ……?
と思うものの一応そのままの分量で作ってみます。
においがするため水道水ではいけないそうなのでVOLVIC使いました。
ペリエとか、炭酸で作るといいかも……炭酸が抜けるだろうか?
ゼラチンは沸騰寸前で火を止めなければならないみたいですが
アガーは沸騰することで溶けるそうなので強火で水をガンガン沸騰。
固まりやすいので本来は砂糖と混ぜてからお湯に溶かすのが良いそうですが
砂糖断ち目的だってのにそんなこと出来ないので常温のうちにある程度混ぜて
沸騰してきたらスプーンでつぶすように混ぜます。
溶けたら冷まして、容器にいれ、冷蔵庫にぶち込みます。
要は水ゼリーって、寒天の食感が違うものでしょ、と食べてみたら
……おいしくない。寒天は偉大だ。
味のないものを美味しく食べるのはなかなか困難のことなのだと知る。
まあ普通はシロップかけたりするんでしょうね……
餡とかバニラアイスとか、黒蜜とか、寒天に合うものはなんでも合いそう。
しかしそういうわけにはいかないので考えなければいけない。
そこでレモンを絞ってみると、さっぱりしていてなかなか美味しい。
もっと甘みが欲しければほんのちょっと蜂蜜を加えると蜂蜜レモン。
蜂蜜入れなくてもオレンジを絞ると甘くなっていいかもしれません。
ゼラチンは水ゼリーにすると少しクセのあるにおいがあるそうなので
アガーの方がいいかもしれません。
だたアガーは水と分離してしまうのが難点で
上記の分量だと少し分離してしまいます。
そこで同じ2分の1リットルの水にアガー2袋分の4gを入れてみたら
カチカチ、というか寒天のような固さになり、分離もしませんでした。
この方が好みかもしれません。
アガーは腸内環境を整える効果もあり、保存料も入ってないので優秀。
パリはもう寒くて温かいものが食べたいため季節はずれ感はありますが
友人のようにダイエットしている人や砂糖断ちにも水ゼリーは
満腹感が得られてリスクがゼロのおやつです。
とくに固めに作った方が満足感があがって良いという感想です!