砂糖断ちを阻む調味料問題をどうするか?

砂糖断ち

 

日本のコンビニもスーパーもほんとうに誘惑が多く

こんなにも安くておいしそうなお菓子だらけだったっけ

どうすればいいのこのドキドキする気持ち

フランスのスーパーではまったく食指なんて動かないのに……

と、このお菓子天国、むしろ地獄は我慢すれば良い。

つらいけど、ただ我慢すれば良い。

 

それよりも砂糖断ちをする身にとって困るのは

和食にはわりと自然に砂糖が使ってあることが多いということ。

和食だけでなく他の国の料理でも使ってあるのでしょうが

フランスは料理に砂糖を使わないことが多いので

そのせいで「ただ塩辛いだけだなあ」と感じることもあるのですが

砂糖断ちは圧倒的にやりやすい環境です。

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和食だとたとえば料理人にレシピを教わっても

「一番おいしいのはアレとアレとアレを入れて、砂糖を加えて……」

と味付けに必要なようなので、やはり切り離すのは難しいのでしょうか。

プロでさえ砂糖を料理に使うのですから素人が使わないのは大変です。

 

私は甘いものは好きだったけど、ご飯が甘いのはなんだかそわそわします。

え、いいのこんな甘いのご飯で?というそわそわでしょうか。

「ご飯なのに甘いな」と思っていると、周りでは「おいしい!」

と歓声が上がっていることがとても多いです。

だって砂糖を使うと料理が簡単においしくなるからです。

TVである料理人が料理に大量の甘い調味料や砂糖を使い

「こうすると塩気と甘みが両方あるので味の幅が広くなって……」

と言っているのを見たことがありますが

これはプロの料理人の提案としてはどうなのだろうと思いました。

砂糖を大量に入れれば素人だっておいしい料理は簡単に出来ます。

砂糖を使わない、あるいは少量の質の良い甘味料で作ったものが食べたい。

それは手間が掛かりますが、手間が掛かる料理だから

家ではなく外で食べたいし、その価値があると思います。

ドバドバ砂糖を使って作っているのなら、私なら家で食べたい。

お金払って身体に悪いものを食べているのだから。

 

でも和食はほんとうに、基本的には「甘辛」です。

魚の煮付けやきんぴらごぼう、煮物や酢の物も砂糖が入っているし

砂糖を使わないのが普通である料理を見つけるのが難しい。

味噌汁、とかそのあたりでしょうか。

納豆を食べたって、醤油だけかければ良いけど、市販のもので

付属している「納豆のたれ」をかけてしまうと、たいていは

「ブドウ糖果糖液糖」または「果糖ブドウ糖液糖」が入っています。

これはドレッシングやみりん風調味料、ポン酢に入っていることも。

 

ブドウ糖果糖液糖は異性化糖の一種であり、砂糖よりも

血糖値を急激に上げてしまい、高カロリーでもあります。

たいていアメリカ産のコーンスターチが原料であるため

遺伝子組み換えされているトウモロコシから作られている

可能性もすごく高いです。

甘い炭酸飲料にはたいてい入っていますが

甘い炭酸飲料を常飲すると糖尿病になり易く

簡単に太ると言われるのは特にこの食品添加物である

ブドウ糖果糖液糖や果糖ブドウ糖液糖を大量に摂取するからです。

(*ブドウ糖果糖液糖は果糖が50%以下のもので

果糖ブドウ糖液糖は果糖が50%~90%のもの)

もしかすると砂糖より危険かもしれません。

太りやすく、健康を害し、中毒性もあると思う。

私は調味料を選ぶとき、もしブドウ糖果糖液糖が入っているものと

砂糖が入っているものしかないなら砂糖が入っている方を選びます。

 

食費にお金をかけられるなら、そして料理をする時間があるなら

砂糖を使わずに料理することは出来ます。

本物のみりんや、糖度の高い野菜(玉ねぎなど)で甘みを加えれば良い。

良い玉ねぎはほんとうに砂糖が入ってないのが信じられないくらい

料理が甘くなります。

あとは大根を干したものを煮物に加えたりします。

冬でないと干せませんが、干す時間によって異様に糖度が高くなります。

糖質制限をしているひとはこれらのものも避けなければならないそうですが

砂糖断ちくらいならば野菜の糖度は許容すべきです。

 

でもそんなことをしている時間がないならば間食を抜いて、あとは

砂糖が含まれている調味料を少し使うことは目をつむるしかありません。

強い心の持ち主の場合、自分ひとりならばもしかすると

甘みが一切なくて味気ないものでも、素材の味だけで

あるいは味より美容と健康を重視して、食事を済ませられるけど

家族と暮らしているのならそういうわけにもいかないでしょう。

家族が必ず砂糖断ちを理解してくれるとは限りません。

そういう場合、ブドウ糖果糖液糖の含まれている調味料だけは

なんとしても避けるべきです。

砂糖だけ含まれている調味料よりさらに安価なので

つい手が伸びてしまうと思いますが、気にしていなかったひとは

ひょいっと表示を見てみることをお勧めします。

ブドウ糖果糖液糖は、ほんとうにおそろしいヤツなのです。

血糖値カーンと上がります、カーンと。

 

調味料まで砂糖を抜くとなるとつらいかもしれませんが

「調味料まで砂糖抜いてやったぜ」

と完璧にやることで悦に入るタイプのひとと

「調味料の甘みを楽しみにお菓子断ちできる」

と料理の甘みだけは許して頑張るタイプのひとがいると思います。

私は後者からだんだん前者に移り、今はたまにはまあいいか

とときどき許すことで砂糖断ちを継続させています。

それぞれ向き不向きがあると思うのでどちらでもいいと思います。

でも完璧に砂糖抜いてやったときの快感はなかなかですよ!

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