このブログではいつの間にか砂糖断ちがけっこうメイン的な立ち位置を占めるようになり、そうはいっても、私自身も実践しているし人にも勧めておきながらわりとルールが緩いというか、もっとストイックに実践されている人のことを思えばちょっと申し訳ないような気持ちにもなることがしばしば。
ただそんな緩いルールでも、やれば必ず効果が出るという強力かつシンプルな方法だからこそ、確信が持てるのです。
道具が要らない、お金もかからない(むしろ節約)、もちろん美容だけでなく健康にも良い、効果をすぐ実感できる。筋トレみたいにそのために時間を割かなくてもよい、という私としては最強の方法だと思っているのですが、何度かこのブログを読んでくれている友人たちから
「それなら出来そうと思って始めたけど、意外と難しい」
「挫折した。今は好き放題食べてる」
という声を受け取り、私、ちょっと動揺しています!
今まで私は一番重要な、どのようにすれば成功するのかというコツを
「とにかく我慢するしかない」
「美女を想像」
というような精神論で押し切きり、それは私のような妄想癖があり思い込みが激しいタイプには効果的だけど、もっと現実主義的なタイプの人には効果が薄いかもしれない。
だから私がここまで砂糖断ちをやって来た上での押さえておくべきポイント(実用的な!)について書いてみようと思います。
まず、私にはこの砂糖断ちを成功させる上で
「旅行のときや、人にお誘いを受けたときには喜んで食べる」
という大事なルールがあります。
「人にお誘いを受けたとき」というのはなかなか判断が難しいですが、たとえば毎日学校や会社で顔を合わせる友人とお昼や帰宅途中に誘われるたびケーキを食べる、というのはこの「お誘い」に入りません。
これはほとんどが本人の選択でどうにでもなるものです。
お茶しよう→OK!→なににしよう→私ケーキ食べようかなー
というように、自分で選んでしまっているのです。
この場合、「私、ローズティー(お洒落感)!!」と言って相手がケーキを食べようが素知らぬ顔をしていれば良い。
「お誘い」とはたとえば、一番大きなところでは旅行です。
女友達と二人でローマに行くことになり
「美味しいお店もジェラートの有名なお店も全部調べたの!あの有名なお店でティラミスも食べちゃおう!」
「……あ、私砂糖断ちしてるからいいわ」
なんて言いますか?
今まであんなにキャッキャ言ってたのに?
そんな場合は堂々と食べてしまえば良いのです。
それとか8年ぶりに会うことになった人に
「行きたいカフェがあるの!チーズケーキ美味しいらしいよ!会えるのを楽しみにしてるね!」
と言われるならそれも食べてしまえば良い。
あるいは、よそのお宅へ夕食に誘われてアペリティフからデザートまで手作りで一式出てきたら、それを断るなんて鬼畜の所業です!あってはなりません!
それから私は糖質制限をしているわけではないので、基本的に「お菓子」を断ち、炭水化物については食べ過ぎなければ良しとしています。
それにときどき調味料として蜂蜜を使うこともあります。
調味料問題はもしかしたら一番難関かもしれませんが、最も悪いものを避ければ意外に簡単。
覚えておきたい大事なポイントとして、砂糖断ちを続けていくためには
A.糖分を一切取らない
B.糖分を控え目にする
の選択では、Bの方が圧倒的にキツイということです。
糖分を一切取らないことは、初めの一週間は辛いです。
でも二週間も我慢すれば、食べたいと思わなくなります。
その先は「我慢する」という感覚ではなくなるということです。
これは楽なのですが、人との交流という面で無理が生じます。
しかし「ときどき」食べてしまうと、それによって欲望のぶり返しがやって来てしまい、我慢は永遠に続きます。
ただ控え目にするといっても
C.我慢できないから毎日クッキーを一枚だけ食べる
D.基本的には食べないけど、たまのイベントだけ好きに食べる
とでは、これはCの方がつらいのです。
Dの場合は継続して断っているので、その「たまのイベント」で好きなだけ食べようと思っても、それほど美味しく感じないため量を食べられません。
要するに
「一切砂糖を断っている期間がある程度継続している」
ということが大切で、とくに出だしは二週間かせめて一週間の継続が望ましいと思います。
ところがその「継続」が難しいからこそ断念する人がたくさんいるのです。
ここからがようやく本題なのですが、私が砂糖断ちを成功させる上で一番実用的だと思う方法、それは
「飲み物を白湯にする」
ことではないかと思います。
私はカフェインを断ってからしばらくしてあの香りが恋しくなり、デカフェを飲み始めた時期があります。
今でもどうしても飲みたいときはなるべく質の良さそうなデカフェを選んで飲むこともあるのですが、これをきっかけにしてデカフェにハマり、毎日飲むようになってしまったことがありました。
そうするとカフェインが入っていなくてもあの香りだけで、なんだかお菓子が食べたい、と思うようになっていたのです。
こりゃあまずいと思ってあわてて白湯を飲み始めると、嘘みたいに欲望は引いていきました。
飲み物を淡泊にすると、それだけで
「お菓子が欲しくなくなる」
うえに、
「お菓子がおいしくない」
というネガティブに見せかけてポジティブな効果があるのです!
コーヒーだけではなく紅茶も緑茶も、ハーブティーでさえお菓子を欲するきっかけになる可能性があると思います。
すべての人に効果的なのは白湯です。
私はコーヒーが圧倒的に好きなので
私はコーヒー中毒なので、コーヒーををやめてルイボスティーにするだけでまったくお菓子を欲さなくなります。
白湯も良いのですが、ルイボスティーの効果も捨て難いため、私は今のところやはりルイボスティーが主要な飲み物です。
そして砂糖断ちを成功させるのに大切な、もうひとつの簡単な方法が
「タンパク質をたっぷり摂る」
というものです。
甘いものの過食はタンパク質の不足が原因とも言われているからです。
現代の日本人女性はかなりタンパク質不足だそう。
私は以前、完全にタンパク質が不足していたので、意識的にタンパク質をとるようにしてからたしかに甘いものに対する欲求がなくなってきました。
動物性を避ける女性も多いかと思いますが、私の実感としては、動物性、とくにササミと卵は重要です。
さらにタンパク質と共に大切なものは「ビタミンB群」です。
砂糖中毒というのは、甘いものを食べたときに出る、幸せな気持ちになる脳内物質「セトロニン」を求めるためと言われているのですが、このセトロニンを作る栄養素として特に大切なのが「タンパク質」と「ビタミンB群」です。
とくにビタミンB6(まぐろ、にんにく、バジリコピスタチオなどに多く含まれている)が重要です。
なにかどうしても口寂しくなったなら、ケーキより焼き肉、アイスクリームよりはマグロ一本釣り、ということでしょうか。
もちろん幸せは人それぞれなので、私は
「ぜったい砂糖断ちすべき!」
なんて言いません。
でもいいこといっぱいあるよ、と自信を持って言うことは出来ます。
そしてときどき
「お菓子食べないなんてかわいそう」
みたいに言われることもありますが、そんなこともないよ、食べなくても幸せだよ、と言うこともできるということです。
美肌であるなら、お菓子食べなくても幸せだ!
そう思われる方にはお勧めです!