カフェインを抜く・偶然のコーヒー断ちの結果

インナーケア

 

私に空前のルイボスティー・ブームがやってきてしまったことから、コーヒーを飲まなくなってもう一ヶ月以上になりました。

→愛飲せよ!不老長寿のお茶ルイボスティ

あれほど好きで、砂糖は断ててもコーヒーは無理だと思っていたのに、こんなにあっさり、何の苦もなくやめることになるとはミステリアス。

 

◆一か月で、砂漠の乾燥肌がずいぶん改善

 

意図してやめたわけではないので、このことで何か変化がもたらされるとはまったく考えませんでした。

でもだいたい飲まなくなって二、三週間で自分でも驚くほど肌が潤っているのを感じました。

うれしくて何度も触ってしまう……触ったら美肌にはよくないのに!

そもそも砂糖断ちによって私の砂漠の乾燥肌はずいぶん改善されました。

とはいえ、もとが砂漠なので理想の肌とはまだまだ言いがたく、まだまだまだまだ……潤いは必要でしょ、という状態が、アクセルをグンッと踏んだみたいに一気に潤うようになったのです。

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はじめはコーヒーをやめたからなのかルイボスティーを飲んだからなのか、判断つかずにいろいろと調べてみましたが「ルイボスティーで乾燥肌が改善」という情報は見つけられませんでした。

あえていうなら抗酸化作用だと思いますが、少し弱い。

じゃあ、コーヒー、ではなくてカフェイン、ということなら、カフェインで乾燥肌になる、という記述はずいぶんあるのです。

 

私はじつのことを言うとチョコレートがあまり好きじゃありません。

チョコレートが食べたいな、と思うのはコーヒーを飲むときで、コーヒーを飲まなければチョコレートは私にとって必要ないのです。

コーラはよほどのことがないと飲まないし、緑茶も、烏龍茶も、紅茶や、ココアもたまにしか飲みません。

コーヒー以外で飲むならどれでも同じだと思っていたので、それなら何らかの効能を求めようと、ハーブティーを選びます。

風邪もひいてないから薬も飲んでない。栄養ドリンクも飲まない。

 

つまり、この約一ヶ月私はほぼ完全にカフェインを断ったことになります。

 

カフェインというものの強い作用を考えると、この急激な乾燥肌の改善の理由はほかにないように思えます。

 

カフェインが乾燥肌を招くとすると、やはりその利尿作用があやしい。

しかもその利尿作用は新陳代謝をよくするという類のものではなく、ただ単に水分を排出してしまうのです。

コーヒーを飲んでいるときはコーヒーのほかにあまり水分を摂りません。

だからコーヒーを飲む分量をほかのものに代えるだけで、肌の水分量はものすごく変わってくるのはわかります。

コーヒーを飲むから追加で水を飲もうと努力しても、カフェインが水分を排出するのだから、思ったよりもたくさんの水が必要な身体になっていたのかもしれません。

だいたいコーヒー飲んでると、喉も渇きません。

それに加えて身体も冷やしてしまいます。

 

さらに水分は腎臓で処理されますが、カフェインのような刺激物をたくさん飲んでしまうと、かなりの負担がかかります。

そうして身体の水分のバランスが崩れてしまったりするということです。

 

◆入り乱れるコーヒー性善説と性悪説……コーヒーの抱える矛盾

 

コーヒーについては良いという話と悪いという話が入り混じって絡み合ってめぐりめぐってもうわけがわからない……!

だから以前、頭を整理するために自分なりにコーヒーについてまとめてみたのです。

→「コーヒーは美容に良いの悪いの?」のまとめ

そこであらためて思ったことは、コーヒーはいろんな矛盾を抱えてるってこと。

シミを予防する作用があるし、シミを大きくする作用がある。

血糖値を下げる作用があるし、血糖値を上げる作用もある。

何でもプラス面とマイナス面があるのは当然だけど、プラスとマイナスが押し合ってどちらが勝つのか知りたい。

これは結局、やってみて実感を得てからじゃないと決定できない。

 

私の実感では、今のこの絶好調の肌を眺めてみるに「カフェイン断ってよかった」としか思えない、そうとしか思えない。

一日に二、三杯のコーヒーがここまで私を乾燥させてたなんて!

 

それと私のように砂糖断ちをする身にとっては、コーヒーは断つべき。

なぜならルイボスティーを飲むようになってから、甘い物に対する欲は格段に減ってしまったからです。コーヒーはアーモンドなんかも合うけど

チョコレートとかクッキーとかアイスとか、ねっとりした甘さが欲しくなる。

コーヒーを飲み続ける限り、なんだかずっとそのお伴も欲しくなってしまう。

これがルイボスティーとか、白湯だったりしたらこんな欲は出てきません。

 

砂糖断ちとカフェイン断ちを同時に行えば、両方がより簡単に達成できるのです。

 

◆他にもいいこといっぱいカフェイン断ち

 

それともうひとつ、やはり夜の寝つきがよくなりました。

私はカフェイン中毒過ぎて、もうコーヒーを夜に飲んでも眠りにまったく影響ないと思っていて、実際に夜中に起きることもありませんでした。

基本的には朝までぐっすりタイプなのです。

でも子供のころからずっと夜型ではありました(小学生のころからカフェオレをよく飲んでいた)。

コーヒーをやめてからは、0時前には必ずコテンと眠ってしまいます。

そして朝の目覚めがとてつもなくすっきりしています。

私は一日の始まりといえるポイントで目覚め、これから何でも出来る!

というわけのわからない自信に満ちている。

 

さらにこれはうれしいおまけの収穫だったのですが、昼食後か、でなければ夕方に猛烈に眠くなってしまう人間だったのに、今では23時近くになるまで一度も眠気に襲われません。

朝から晩までずっと作業していても、エネルギーに満ちています。

頭がずっとすっきりしている。

私にはもうシエスタは必要ないんだ!

たぶんスペイン人カフェイン摂り過ぎなんじゃないでしょうか!

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カフェイン断ちをすると二週間くらいイライラしてしまうと言いますが、私はそういうことはなぜかありませんでした。

イライラを抜けると、その後にはっきりと効果が出てくるそうです。

その他のカフェイン断ち効果は

 

■不安感がなくなる

■お通じがよくなる

■胃の調子がよくなる

■体臭がなくなる

■貧血が改善される

 

などがあるそうです。

体臭はカフェインが皮脂の分泌をうながすことと、それから胃を悪くさせることも関係しているかもしれません。

胃液の分泌を促し炎症を起こしやすくするからです。

実際、茶道の先生には胃の悪い方が多いそうです。

 

「コーヒーが良い説」はポリフェノールの効果に因るものが多いですが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸はゴボウなどにも含まれます。

それなら一時期アンチエイジングで話題になったゴボウ茶を飲むほうが、美容的には良いはず。

カフェインレスなのだし!パリでも買えるようになって欲しい!

……買えるの?

 

コーヒーやめるって、人生の楽しみがものすごく削られる気持ち。

わかります、私もそう思っていたのだから。

今でもコーヒーのにおいを嗅ぐと、うっとりしちゃう。

あのにおいはほんとうに代わるものがない。

でも大事なことは、私は「ぜったいやめられない」って思っていたことです。

そんなことはなかった、嗜好品に「ぜったいやめられない」ものなんて

ないんだって、身をもって学んだ一ヶ月でした。

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