食べる美白美容液!毎日摂取で全身が白くなるアレ

紫外線対策

フランスで暮らし始めてから一時帰国するたび言われるのが怖い言葉、それは

「太った」と「どす黒くなった」

もうまたいつ言われるんだろう、と細く白い女性の多い日本で子羊のように怯えている……羊は白いけど……。

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まあ「太った」は砂糖断ちと運動によって解決済み。

しかし問題なのは「どす黒くなった」の方なのです。

君らが日傘使わしてくんないから……!ヨーロッパ!

マリー・アントワネットとか映画の中では日傘を差してるけど、あれはいったいなんなのだ(日傘差せない話はこちら)。

今月のパリの気候の良さときたら目を見張るものがあるというのに。

超絶美肌のビビアン・スーさんはキウイで全身美白

そこで、よく「身体の中から美白」と言いますが、紫外線を浴びても影響しにくい食事ってないもんかなー

それとも食べると身体中真っ白になっちゃうような都合の良いもの……

と探していると、日本でもシャンプーのCMに出ていた台湾の超絶美女、ビビアン・スーさんの美容エピソードに

“ある日突然全身が白くなっていることに気がついたことがある”

というそのままドンピシャのものがあり、それは

「ある撮影で体力が必要なとき、おやつに毎日キウイを5個食べていたのが原因ではないか」

と結論され、以来彼女はキウイを欠かさないのだそうです。

ビビアンさんの文句のつけようのない美肌を見ていると、すぐにキウイ買って貪り食いたくなりました!

私は彼女の顔立ちとか髪質も好きだな……キュンとしてしまう。

ほんならやっぱりキウイかね?

と即座に影響されそうでしたが、ただ私あまりキウイ好きではなくて……

べつに嫌いと言うことはないのですが、一日5個も続けられるだろうか?

切ったりするのも面倒だし、それにそんなに安くもない。

面倒臭がりで富豪でもない私は途中で投げ出してしまう予感がビシビシ。

一週間なら出来るけど、ずっと続けられないと意味がありません。

ならばもっとビタミンC含有量が高いものを探せ!

キウイでなぜ全身白くなったかといえば、もちろんビタミンCでしょう。

キウイには他にもいろいろ美容に良い栄養素はあるけど、やはり美白と言うことになると単純にビタミンC含有量のはず!

私は一番ビタミンC含有量が多く、食べやすいものを探す旅に出ました。

その結果ビタミンC含有量抜群で、さらに毎日食べても苦にならない食べ物は、こちらでした。

パプリカ。

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私、パプリカ大好きなのに美容面ではノーマークでした。

ところがノーマークだったなんて愚かとしか言いようのない、どえらい美肌食品なのです、これは!

 パプリカ、ビタミンの塊説

おいしくって栄養豊富なものってめずらしい。

レモンの2倍のビタミンC含有量

パプリカは赤・黄・オレンジと三色ありますが、この中でもっともビタミンC含有量が多いのはオレンジです。

目安としてだいたいオレンジならば6分の1、赤なら4分の1、黄なら2分の1の量で1日に必要なビタミンCが摂れるといわれます。

パプリカはちょっと高い印象がありますが、ビタミンC含有量が多いので少し食べるだけで良いし、毎日続けるにも飽きにくいです。

加熱しても栄養が壊れない

熱に強いビタミンP(フラボノイド)が含まれており、加熱に弱いビタミンCが壊れないと言われています。

ビタミンCはわりと繊細な栄養素だから扱いが難しく、サプリメントに頼っている人も多いと思いますが、加熱しても良いなら話は簡単。

カロテン(カロチン)が豊富

カロテノイドの一種で体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を正常にしてくれる働きがあります。

また、活性酸素を抑えてくれ、アンチエイジングに欠かせないもの。

抗酸化成分・カプサンチン

以前、唐辛子と美肌について考察しました。

ウソかホントか!激辛好きな女性は美肌?
とくに辛いものに強いわけでもない、まったく普通なのに なぜか激辛料理に挑戦したいという気持ちだけはあって 七味を異様に振りかけてみたり、激辛料理店に入り浸ったり もう、ほんとうに激辛耐久力はいたって普通なので ...

そして今では唐辛子が発汗作用があるから、ということではなく、強力な抗酸化作用をもつカプサンチンが美肌の要因になるのではと思うようになりました。

ちなみに唐辛子の辛み成分“カプサイシン”と、赤み成分である“カプサンチン”は別物です。

カプサイシンは健康に良い部分もあるけれど、辛みというのはそもそも味覚ではなく「痛み」であるため、もちろん身体にとって刺激になり、毒性も叫ばれます。

たしかに辛い物を食べたとき、「健康にいいわー」と体感することはあまりありません……好きだけど。

パプリカはもともと唐辛子と同種のものではあるのだけど、辛くない(むしろ甘い)ので刺激なく、たっぷりカプサンチンが摂れ、心おきなくアンチエイジングに勤しむことが出来ます。

他にもビタミンCとセットであるべきビタミンEが含まれているため、パプリカだけですべてカバー出来るかも、という錯覚まで起こしそう!

毎日欠かさずパプリカ食べたら

実はパプリカすごいって気がついたのは昨年の秋でした。

ビタミンCはこまめに摂らないと意味がないし、食べ過ぎても体外に出るだけでとくに副作用はないと聞き、毎朝・毎晩オレンジのパプリカをちょこちょこ齧っていました。

余裕があればワタと種を取ったものを冷凍して、日中も持ち歩いて摂取し(冷凍しているので昼には良い塩梅に)、一日で3分の1~2分の1を食べることにしていました。

一か月経たないうちに

「アレ、ちょっと白くなってない?」

と自分で思ったけれど

「いやいや、錯覚だろう、なにを調子に乗っているんだ……」

と思いあがらないよう、おのれを律していたのですが、

ある日シミひとつない“内側から発光”を体現するようなお餅のような肌の持ち主が

「え、でもあなたすごく白いじゃない!」

と私に言って下さった……!

いいいいろいろやってるんです!

だから嬉しいけどあなたに言って頂くほどではないですよ!

と心の中で大変恐縮しておきました(表面上はもっとサクッとした返事で)。

さらに数日後、ある男性が私の顔をまじまじと見るので

え、どうしよう、顔にバルサミコ酢とか付けたままサンジェルマンデプレを闊歩していたのだったら……

とびくびくしていたら

「君、すごく真っ白じゃないか、そんなに白かったっけ?いや、ほんとうに真っ白だよ、まったく気にすることないよ!」

と言われたのでした。

口調から察するに私は以前彼に「どす黒くなって悩んでる」みたいなことを相談したのかもしれない……

これらのことが立て続けに起こり、私は「パプリカ美白最強説」を堂々と唱えることが出来るようになりました。

もう手放せなくなって、その日から今日までほぼ毎日食べています。

ただパプリカは夏が旬なので、冬場は手に入れるのがちょっと大変でした。

とくにオレンジのパプリカはもともと売っている所が少なく、季節が過ぎると完全に姿を消してしまいました。

その間は一年中手に入る赤のパプリカを食べていました。

赤のパプリカの方がビタミンCの含有量は少ないですが、カプサンチン含有量が抜群なため、レギュラーでも良いくらいです。

ところでピーマンとパプリカって違うの?

ピーマンもパプリカも唐辛子の甘味種ではありますが、同じものだけど呼び方がちがう、というわけではありません。

お恥ずかしながら私はすっかり同じものだと思い込んでいました!

パプリカはピーマンより大きくて肉厚です。

日本でよく食べられている緑の小ぶりな苦みのあるピーマン、あれがもっと熟すと色づいてカラーピーマンになります。

ちっちゃいパプリカなんだと思っていた……

ピーマンよりパプリカの方が栄養価が高く、ビタミンCは2倍~それ以上の含有量があります。

でもパプリカが出来過ぎなだけで、ピーマンもビタミンCは豊富だし、

熱に強く、炒め物に使うととても美味しいので使い勝手が良いです。

パプリカが手に入らないときなどは丸一個使って炒め物にします。

一個食べたんだから大丈夫でしょ!という浅はかな思考ですが、チンジャオロースーを作る理由にもなって便利。

出来たらまるごと食べると効果UP!

保存するにあたり、ワタと種は取っておいた方が傷みにくいです。

しかしこのワタと種には栄養素がぎゅっとつまっているので、出来たらまるごと食べてしまった方がお得です。

だから私はワタは最初に切るときに食べてしまいます。

ただ種は固いので歯の悪い人などは大変なことになるかも……

種はちょうど煮込み料理をしようとしているときだけ放り込み、それ以外はもったいないけど捨ててしまっています……

毎朝スムージーを作っている人は、一緒に種も入れて粉々にしてやれば栄養満点で良いです。

パプリカはさわやかな甘みがあるのでスムージー向き。

……私もジューサーを買おうかな。

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まるで「食べる美白美容液」と言っても過言ではないパプリカ。

これでこの夏の紫外線も怖くない!いや怖い!

とりあえず準備は万端だ!

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