あきらめない!ダニの刺され痕を残さない方法

美肌

 

ダニに7ヶ所も噛まれ、やつらを部屋から撲滅すべく動いた前回。

→緊急!パリでダニに噛まれたらやるべきこと5つ

今度はなんとしても身体に痕を残さないよう頑張らねばなりません。

 

◆ダニの刺されあとはしつこくずっと残る

 

蚊の場合は自分次第で痕を残さないことは簡単ですが、なぜかダニはまったく掻かなくても、冷やしても、一週間から十日くらいはずっと赤く腫れ上がってしまいます。

→蚊は美肌の敵・虫刺され痕を作らない簡単な方法

その間ずっと痒くてしようがなく、それからちょっとずつ痒みは消えるのだけど、ある日服でこすれてまたぶり返してきたりして、そして痒みが引いたとしてもその痕は赤黒く、蚊に刺されて掻きむしった痕のように残ってしまうのです。

なにこれ……

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だからダニって蚊に比べてすごく強力なのかと思ったら、これは完全に人によるので、ダニに噛まれてもぜんぜん痒くない人がいるそう!羨ましい!

やはり肌が弱かったり身体が弱かったりすると、ダニに対して極端に反応してしまうとのこと。

身体は弱くないはずなんだけど……

 

◆いかに炎症を早く押さえるか

 

さて、ではどうするか?

ダニによって皮膚が腫れ、痒くなるという現象は「アレルギー反応→炎症→痒み」の順で起こります。

蚊の場合は掻きむしることによって傷が出来て炎症がさらにひどくなり、その場所が痕になってしまう。

ダニの場合は、私は蚊よりもずっとアレルギー反応が出てしまうので、なかなか治まらず、ずっと炎症が起こったまま日が経ってしまう。

 

炎症がひどくなるとメラノサイトを刺激し、メラニンが生成されます。

だからシミのように黒く残ってしまうわけです。

つまり、どれだけひどい炎症なのかで痕になるかどうかが決まる。

炎症を早く鎮めてしまえば痕にはならないはずです。

炎症を起こした状態が長引けば長引くほど濃い痕に。

 

◆やっぱり食事は大いに関係あり……けど即効性はなし

 

以前砂糖断ちと虫刺され痕について書きましたが、このように、砂糖が炎症を起こしやすくするため、砂糖を断っている身体というのは虫刺され痕が早く消えやすいわけです。

→虫刺され痕と砂糖断ちの関係・パリ蚊分布図

とにかく食事を炎症を起こさない内容に変えることが大事。

炎症に関しては何といってもオイルが重要ですから、炎症を起こすオメガ6をできる限り断つようにしました。

香り付けにときどき使うごま油も封印……!

そして炎症を抑えるオメガ3を積極的に摂るように努めます。

→ダイエットに乾燥肌に《飲む美容液》美人に必要なオイルまとめ

 

砂糖とオメガ6を断ち、オメガ3を摂る。

肉は基本的に食べず、魚かささみをほんの少し。

バターや牛乳など乳製品、卵も食べません。

ヨーグルトは炎症にいいという話も訊くので良いのかもしれませんが、乳酸菌の種類にもよるのかも……とちょっとあやふやだったので、一応、今回は摂らないことにしました。

それと紫外線を避け、ビタミンCをできるだけ摂るようにしました。

 

このようにダニ刺されに気がついてから丸一日、ストイックな食事を心掛けたのですが、こういう食事法は

「普段からこういう食事を心掛けることによって、だんだんと炎症を起こしにくい身体に変わっていく」

という、長期間の努力によって体質を改善するものです。

だから今回のように「早急に炎症を抑えたい」という場合は、ある程度助けにはなるけれど、すぐに炎症が治まることはない。

砂糖断ちだって、私は何ヶ月か継続して行っていたから、「少し痕が消えるのが早まる」という結果がでたのです。

それだって「まったく痕にならなかった」わけじゃありません。

私は「まったく痕にならなかった」という状態を求めているのです。

 

◆跡を残すより、数日のステロイド使用を決意

 

こういう場合、やっぱりアレルギーそのものを抑えてくれるステロイド入りの外用薬を塗ることが一番なのではと思いました。

 

ステロイドは副作用が気になりますが、それは「同じ場所に、長期的に」使用することで起こるものです。

だから虫刺されの場合、1~2日の使用だし、数日中にまた同じ場所を虫に刺されることはほぼあり得ません。

副作用の心配がないなら、むしろ使った方が肌にいいかもしれません。

ひどい炎症と、ステロイドを一瞬使うことを比べてどちらが肌に負担がかからないのかと考えた結果です。

だから私はステロイド入りの外用薬が欲しかったのに、薬局のねえさんはくれなかった……のが前回。

ちなみにねえさんが出してくれた痒み止め、あんまり、効果なし。

 

◆強力!抗ヒスタミン剤

 

こうして、ダニに噛まれて二日目の夜。

ますます腫れ上がってジンジンしてくる皮膚を眺めながら、私は内服薬を呑むことを決意しました。

以前、蕁麻疹で身体中が世界地図のようになったときに、これは降参、仕方ないと薬局で買ってきた抗ヒスタミン剤です。

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ボロボロですが……

そのときは、これ、飲んだら一発で治って驚いたものです。

念のために調べてみたら、虫刺されがひどい場合、抗ヒスタミン剤を処方されることがあるみたいだし、説明文を読む限りとくに危険はなさそうだと思い、夜に服用しました。

もう、とろけるように眠くなります……

 

そうしたら次の日……か、痒くない!

腫れもずいぶんひいて、3センチくらいに腫れていたのが、5ミリくらいのポチッとした赤い痕になっていました。

やっぱりいざってときには西洋医学すごいなあ……

あ、でも上記の食事も継続している状態です。

 

その後、三日続けて飲んだあとは、7箇所中4箇所はほぼ消えかかっている状態になりました。

残りの3箇所は蚊に刺されてちょっと掻いてしまった痕に似てます。

芯が出来て、それが残っている状態。

思うに、この「芯」さえ残らなければ痕は残らないのではないだろうか?

というのも、じつは私は7箇所ではなく9箇所噛まれていたようなのです。

2箇所ほどは、洗濯したりしてバタバタしているときに噛まれたのか、とにかく他の箇所より半日くらい遅れて腫れ始めた2箇所があります。

つまりこの2箇所は他の7箇所より、噛まれてから時間を置かずに、すぐ抗ヒスタミン剤によって炎症を抑えていたことになります。

この2ヶ所にはまったく芯がなく、少し赤みが残っている状態で、キレイに、まったく痕も残らず消えていきそうです。

 

ダニは、噛まれてからどれだけ早く炎症を抑えるか、それが痕を残さない秘訣だと学びました。

次回は躊躇せずにステロイド剤を塗るか、抗ヒスタミン剤を飲むかしようと思います。

 

ところで抗ヒスタミン剤というのは少しステロイドが入っているようです。

やっぱりステロイド強力だなあ……

薬局に行って、ダニに噛まれたから飲んだけど問題ないか訊いたのですが、とくに問題ないという返答でした。

ただ説明書には「眠気が強く出る場合がある」ということと、「妊婦にも問題は起こりにくいが医師に相談すること」と書いてあるので、やっぱり私のように勝手に飲むのはどうかと思います!

自分でやっといてなんですが!

 

◆ビタミンCだけは忘れずに!とにかくたっぷり!

 

あと抗ヒスタミン剤はミネラルとビタミンを消費すると聞いたので、痕を残さない対策も兼ねてビタミンCについてはこれでもかというほど摂取しました。

完璧に痕が消えるまではとくにビタミンCに気を配りながら、ビタミンCに献立を支配されながら生きていきます。

 

というわけでダニに噛まれたら

 

■ぜったい掻かない

■いかに早く炎症を抑えるか

 

この二点を抑えていれば痕は残りにくい、という結論です。

掻かない・食事・西洋医学(短期集中)。

ダニに噛まれて一週間足らずで痕がほぼ消えかかって嬉しいこの気持ち、共有したい!

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