今週のパリの陽気な天気の紫外線のアレときたら
もう本当におそろしくて外に出られないほど
……と言ってももちろん出ないわけにはいかないし
それに春だもの、こんな私だって桜だけは見に行きたい。
パリの植物園(le Jardin des Plantes de Paris)へ
バイオレンスでバイオレットな紫外線の降り注ぐ中
とても有名な桜を見に出かけました。
場所はこのミントティーも飲めるモスクのすぐ向かいです。
今日は行かなかったのですがこの敷地内には
他にも植物以外にも楽しめる施設がたくさんあり
私が興味あるのは地球上の何十万という生物の剥製の展示。
ヨーロッパで最大の自然博物館は
たしかジュネーブにあったと思いますが
見学中、ずっと興奮治まらなかった思い出があるため
いつかパリでも行ってみたい。
動物関係では、世界最古の動物園のひとつもここにありますが
入場料が若干お高め……
一般22ユーロ、12~25歳は16.50ユーロ
そこまではいいとしてそれ以下の子供でも14ユーロです。
さらにそんなにたくさんの動物もいるわけではないらしい。
アニマル部門では、それより絶滅危惧種の保護に力を入れているようで
子供の楽しむ場として設定されてるわけじゃないのかも……
あとはバラ園や、温室、植物学学校もあるそう。
でも今日の目的は、この一本の桜。
遠目からでもずいぶん目立ち、人が集中している。
クラスのアイドル的存在のよう……
近づくとこの桜の特性がよくわかります。
もう、地面に花がついてしまっているのです。
あ、ついちゃった!みたいな可愛いものではなく
もうドラッグクイーンばりにズルズルひきずっています。
堂々たるものです。
桜は上方に成長し、それから湾曲して
こうして先の方が地面に着いてしまっているわけですが
まるで「カマクラ」のような形になっており、白く、丸く
さらに入口のようなもの(人工なのだろうか?)があり
中に入ってみることが出来るのです。
中に入ると、日差しが遮られ、涼しくもあり
なんだか守られているような安心感(紫外線から)。
こうして少しアトラクション的な楽しさと、不思議な美しさを堪能できます。
友人は昨年、「来週行こう」と思っていたら
もう葉がたくさん出てしまって見ごろを失ってしまったらしいので
フランス人好みのソー公園のボテッとした桜のような持続性はなく
わりと日本の桜のように儚いタイプのようです。
この日がおそらく一番満開だったんじゃないかと思います。
紫外線の攻撃をかいくぐってでも来てよかった!
ピンクの桜もかなり咲いていて、すれちがいざま
桜っぽいキレイな服装の人がいるなーと思ってたら
桜を折って美しいブロンドの髪に飾ってたり……ダメー!!
桜折るバカ梅折るバカといってね……といってもここはフランスなので
治外法権なのかもね……まあ、フランスが許してるならいいや……
もしも日傘が差せるなら、もうちょっとここで休んでいたかった
そんな風に思える素敵な場所です。
Le Jardin des Plantes de Paris
住所もこのまま、”le Jardin des Plantes de Paris”です。
(間違いでした!ごめんなさい!正しくは以下の住所↓)
住所:57 rue Cuvier 75005 Paris
開園時間はだいたい8h00-17h00あたりであれば外しませんが
むらがあってややこしいのでホームページをご覧になると確実です。
右側のサイドバーに書いてあります。
最寄駅:5番線、10番線、RER C線 Gare d’Austerlitz/
7番線 Censier Daubenton/7番線、 10番線 Jussieu
(*植物園は広いので、この三つの駅はそれぞれ少し距離があります。
モスク側から行くには7番線 Censier Daubentonが良いです。)