ロンドンを去る前にどうしても行きたかったのは大英図書館でした。図書館マニアの私としてはユーロスターを利用する今回が絶好のチャンス。
なぜなら大英図書館はこのセントパンクラス駅(St Pancras station)を通り抜けてまっすぐ行くだけ。すぐ裏手(?)にあるのでユーロスター利用の場合には観光コースに組み込むまでもなくすぐに行けます。
どうも今、大英図書館では不思議の国のアリス生誕150年を祝っているらしい。
図書館前の広場にあるカフェ、「The LAST WORD」という店名が素敵。
中に入ると本の椅子があり、警備のねえさんに写真撮っていいかと訊くと良いというので記念に撮っておきました。
この椅子に座りたかったけれど人気すぎて一度も座れなかった。
きっとロンドンで学生時代を過ごす人はここに通い詰めるのだろうな、と思いました。中にある展示室もとても興味深かったし、ガラス張りの書庫を中心に、さまざまなニーズに合わせた席が用意されていて、Wi-Fiもコンセントもばっちりです。
数時間をここで過ごしました。
売店には不思議の国のアリス生誕150年記念グッズが並んでいて、どれもとても可愛かったのでお土産に良かろうと思われます。
とくにこの「飲んだら大きくなる(ちいさくなる?)小瓶、『Drink me』」が良いなと思いました。
鍵やハートなど、チャームにバリエーションがあり、15ポンド。
本もいろんな装丁のものが揃っていて可愛らしい。
私は来年のスケジュール帳を友人のお土産に買いました。
新宿の「魔法の国のアリス」もこのくらい本気グッズをそろえればもっと店の熱量が上がるのでは……とよけいなお世話を。
でも自分用のお土産には、はからずもリップメイク用品が二種。
なぜ私はこんなに色つきリップ的なものが好きなのだろう?
まず日本ではもう販売されてないというバーツビーツのティンテッドリップバームを買いました。いったいどうして販売終了になったのかわからない良品だったのに。2013年の@コスメベストコスメ大賞リップケア部門第2位だそうですよ!なんでだ!
色はまだ持っていなかったハニーサックル。
見た目はベージュ系です。でももっと真剣なベージュ系であるキャラメルデイジーよりはオレンジ寄り。すでに廃番になって日本では人気だったタイガーリリーに比べると「ベージュ系だな」と思う色。その二つの中間ってことですね。
これはとても使いやすくて良かった。なんでもっと早く買わなかったんだろう。「黄色人種だなー」と見れば見るほど感心するほど黄色人種な私の顔色は、ベージュ系のリップをぬると病的になってしまうこともあるけど、これはぎりぎり顔色が悪くならないベージュで、とても良い。
買ってから二日に一回くらい使っていたら、あっという間に減ってしまった。ほんとうにいったいなぜ販売中止なのか。
そしてもうひとつ、この赤リップ。
これは初めて見た商品だったのですが、こんなに赤くていいのってほど真紅でした。自然派でこんなに鮮やかな赤のものってないんですよね。ちょっと黒みがかっていたり、くすんでいたりして。
こんな……こんなにトマトのような鮮やかな赤……と思いよくよく見たらタール色素……!!
なんてことだそんなうまい話はないってことなのか!!
敗因は主に二つです。
①急いで買ったので成分表を見てなかった
②ホールフーズマーケットを全面的に信頼していた
ホールフーズマーケットもそこまでストイックな店ではなかったということなのでしょう。好きですけどね。
しかし一応、買ってしまったので使ってみたんですが、色はとても鮮やかで良いです。グロスではなく、もっとねっちりしていて、でもうるおいはきちんとあるので下地も必要ありません。
でも、ぴりぴりします。皮もむけます。
そんな刺激的なものは使い続けられない。
これをきっかけに、成分良好で赤いリップメイクの素晴らしい商品を探す旅に出ようと思いました。
人は失敗を重ねて大きくなっていくのです。