モンマルトルのアメリカフェと編み物中毒の話

                            

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パリの中でもモンマルトルは結構ダントツ好きです。

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観光ゾーンだから他の観光ゾーンと同じく

物売りとかスリとかたくましくはびこっていて

無理やりミサンガをはめられ買わされている女の子とか見るにつけ、

いや女の子ひとりをあんなムキムキの黒人男性が集団で囲むのは

ちょっと犯罪に近いんじゃなかろうか、ていうか犯罪じゃないの?

とやりきれない気持ちになることもあるのですが、

それでも

どれだけ物売りがはびころうとモンマルトルは、

ここだけは「パリである」という自尊心のようなものが

不思議な力で守られてる、と私には感じられるのです。

他の観光ゾーンではちがって、

「おそらく100年前はもっと美しくもっとパリであったのだろう」

と思ってしまうのと比べると、

いや、まあ、高い位置にあるっていうもの要因なんでしょうけどね。

運動不足だと簡単にハアハア言っちゃいますよ!

 

さて渡仏してからというもの、

日本にいたときに比べるとずいぶん衣装が減って、

クローゼットにだって限界があるし、

すると必然的に同じ服を何度も洗濯するし、

さらにこっちの洗濯機が強すぎるしで、

わりと簡単に服が破れたりボタンが取れたりします。

だから新しくボタンを買って付け替えたりするために、

モンマルトルの手芸屋街のお世話になるわけです。
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サクレクールの下の広場に着いて、

右をひょいと向いて歩いていくとあります。

4階建てくらいの、ユザワヤみたいな手芸店が並ぶ界隈。

手芸される方には天国なのでしょう。

でもボタンしか付けない私にも楽しくてしようがありません。

なにを思ったのかパリに来てから私は編み物をはじめてみることにし、

その際このユザワヤ街にやってきては毛糸やなんやらを物色してました。

中学生のころクリスマス間近になると編み物を始める女子たちを見ては、

可愛らしいのうおなごよのうと思っておった私ですが

まさかのパリでの編み物デビューに自分でも驚いています。

そしてこの編み物のもつ中毒性に見事にはまりこみ、

メトロに乗ってたり待ち時間があると、

編みたい……とウズウズして目がすわってしまいます。

今は春用にショールっぽいものをギラギラした様子で編んでいます。

 

そして帰りに坂を下っていると友人が、

「ここアメリのカフェだよ、入る?」

と教えてくれたので入ることに。
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アメリという映画が流行ったのは……2001年?

13年も前の映画なのか!

とにかくあの可愛らしい乙女心満載の映画の影響で渡仏した、

という女性たちの話を何度か聞いたことがあります。

 

私も観たことがあります。

映画というのは制作に向けて妥協妥協の連続を

受け入れなければ完成しないものだと思いますが、

あれは他のことはともかくモンマルトルに対する愛だけは、

美しい俺の理想のモンマルトルを撮るのだ、という一点においては、

妥協を許さなかった映画、と言えるのかもしれません。

とはいえ監督にしてみりゃ妥協だらけなのかもしれないですけどね。

 

個人的にはあのナレーションの男性のフランス語が好きで、

何度も聴いては真似をして勉強した記憶があります。

 

ところでこのカフェはアメリが働いてたところらしいですが、

映画の中とはずいぶんイメージがちがいます。

改装したのかな。

なんとなくフランスというよりはアメリカっぽい感じ。
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パナシェが異様に安かったので頼みました。

酒あんまり飲めませんがこのレモネードとビールを割った飲み物が好きです。

レモネード、というものになにか浪漫のようなものを持ってるのかもしれない。

日本に帰ったときに友人にその話をして、

そのときいた店にちょうどパナシェがあったので頼みました。

シャンディーガフ(ジンジャエールとビール?)好きの友人は、

そんなに言うなら試してみようとひとくちやったのですが、

ニヒルな様子で首を振り、

「やっぱシャンディーガフ……だなあ……」

とつぶやいていました。

ものすごく優しく、普段なんでも肯定してくれる友人なので、

譲れないシャンディーガフへの愛というものを感じました。

モンマルトルにしろシャンディーガフにしろ、

私はかたくななまでのなにかに対する愛というものは無条件に肯定したい。

 

アメリのカフェで二時間しゃべると外はもう暗い。
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いつか入ってギラギラした女たちを眺めたい、ムーランルージュ。

この日も入口は団体さんであふれかえっていました。

 

Café des Deux Moulins

15 rud Lepic 75018 Paris

 



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