散々餃子を食べたばかりだというのに、また食べたい。
しかしこれは私が悪いのではなく、餃子の魔力によるもの。
だから餃子のことばっかり書いて申し訳ないのだけど
……つまり、要するに、また餃子です!
ベルヴィルで餃子と肉まんがおいしいと評判の店。
たまたまかもしれませんが、この日客層が西洋率100%でした。
西洋率下げてごめんなさい、とそっと入店。
何食べるって、もちろん餃子と肉まんです!
こちらセロリとしょうがの餃子。
本当は焼き餃子が良かったんだけど、水餃子です。
この日は混んでいたからか、並んでいるときにメニューを渡され
「何にするの!今決めて!」
と10秒くらいしかもらえない、決断力を要求されるシステムで
アワアワしながら急いで決めたから……
いずれにせよ、しょうがが効いていてすごくおいしい。
前回の阿國餃子館と比べると、こちらの方が少しおおぶり。
もし餃子をたらふく食べるなら、種類の多いあちらの方が
楽しめるかもしれません。なにせ餃子屋ですから、あちらは。
こちらは他にもたくさんメニューがあるので
餃子!というより、中華!という気分のときに来るのが良さそう。
肉まんもおいしい。
でも蒸しよりも焼き肉まんがおいしいと聞いていたので
注文時間の少なさが悔やまれる……!焼きを注文したかった。
ちなみに餃子はフランスではラヴィオリと呼びますが
肉まんはどうなのかというと、「ブリオッシュ」でした。
うーん、ブリオッシュ?
こちらは蒸し豆腐エビ乗せ(pâte de soja aux crevettes à la vapeur)。
ぷるぷるの豆腐にエビが乗っていて、白髪ネギと香草も。
そこに店員のねえさんがソースかけてくれました。
これはおいしい!2丁ぶんだけどあっという間に食べました!
それに家でもまね出来そう!
こんなこと言ったらダメなんでしょうけど!
さらに豚のホルモンとニラの炒めもの。
にんにくがかなり効いています。
ちょうどNUIT BLANCHE(ニュイ・ブランシュ)という
パリのそこらじゅうでモダンアートのパフォーマンスがあったり
展示が見られたりする日でした
(2014年は10月4日の夜から5日の朝まで)。
でも急に夜から冷えだして、餃子まっしぐらだったし
もうそんな元気ないね、ということで市庁舎Hôtel de Villeの前だけ
帰りがてら通ることにしました。
Hôtel de Ville前は、毎年Samsungの独壇場になりつつあり
Samsungと書かれた光る蛍光バッジや風船を配っています。
こうして参加者は無料の広告塔としてパリの夜を歩くわけです!
ふむ。
Samsungが宣伝する隣で、芸術家は風船を使った
浮世のあれやこれやから遠くはなれたパフォーマンスを行っています。
風船つながりでこの場所を獲得できたのでしょうか。
数人で持っていたたくさんのライトアップされた風船が
こうなるよっていう……そんなパフォーマンスです。
私、こういうパリで催される夜通し系のイベント大好きです。
このNUIT BLANCHEは、実は同日に京都でも開催されているそう。
パリと京都は姉妹都市ということで開かれるようになったのかもしれません。
でも京都在住のイベント関係の仕事もしている人に訊いてみたところ
「なにそれ?知らない」
との返答でしたので、まだ普及していない様子……
さて、上記の店の肉まんですが、3個ほど持ち帰りにしてもらい
どうしてもあきらめきれずに朝、自ら焼いてみることに。
なんという焼きに対する執念!
フライパンに薄く油を引いてじっくり焼くだけでキレイに焦げ目がつき
中までちゃんと温かくなりました。
これが……お、おいしい。思わず声が漏れるほど。
恥ずかしながら私、肉まんは蒸ししかないのだと思っていました。
良く聞く「焼き豚まん」って、この焼き肉まんのこと?
てっきり具が「焼き豚」の饅頭なのだと思っていた!
肉まん、ちょっと値段を忘れましたが1個1ユーロ未満なので
これからも豆腐買いに来るついでに買いに来よう。
私、砂糖断ちは出来ても糖質制限は出来そうにありませんね!
WEN ZHOU温州正宗点心
24, rue de Belleville 75020 Paris
TEL:01 46 36 56 33
木曜定休
カード使用不可
メトロ2、11番線Belleville