ズブズブのコーヒー党ですが
ハーブティーへの信頼はかなり分厚いです。
とはいえ日本ではほとんど飲みませんでした。
紅茶はかなり好きだけど、なんだか本格的なハーブティーは
味気ないというか、あまりに「草っぽ」すぎるため
喜びを見いだせずにいました。
唯一飲んでいたのはブルーベリーヨーグルトのハーブティー。
まんまブルーベリーヨーグルトで、その甘い香りのとりこだったのです。
でもカモミールとかああいう独特のにおいのするものはいまいちでした。
草草してるやつ。
だけどそもそも、コーヒー・紅茶・ハーブティーと
ハーブティーと嗜好品を一緒に並べるのは違う気がする。
ハーブティーは確実に身体になにかしらの恩恵をもらたせてくれる。
コーヒー・紅茶と同じカテゴリーに入れるべきではないのです。
……と、いうことに気づいたのは渡仏してからでした。
それは渡仏直前にビニール袋いっぱいのハーブティーを
ある人からもらったのがきっかけでした。
「すごくいいとこのやつなのよ」
漠然とすごそうな説明を受け、そのままポンとトランクに放り込みました。
そして渡仏後はじめて住んだ部屋は、台所が狭かった……
たかがそれだけの量のハーブティーが邪魔で邪魔で仕方ないほど……
だから私、毎日こまめに飲みました。
コーヒーほとんど飲まず、喉が渇いたなーと思ったらハーブティー。
たしかにその「すごくいいとこの」ハーブティー、おいしかったです。
私今まで質の悪いものを買ってたのかも……
そして飲みきったとき、軽いショックを覚えました。
もう、ない。まずい、買いに行かなくちゃ！
ハーブティーを飲んで一カ月、不思議なことに、
渡仏前後からの原因不明の肌荒れと、原因不明の超乾燥と、
原因不明の蕁麻疹、すべて治っていました。
もちろんハーブティーの力だと断言するには弱いですが、
でもそのとき渡仏したてで美容や健康に気を使う余裕なんてゼロ、
食べ物も睡眠もぐっちゃぐちゃ、ハーブティーだけ、
私にはそれしかなかったのです。
だからほかに考えられない。
それでハーブティーをくれたひとにメールして、
どこのものなのか訊ねました。
しかし「え、忘れた」との返答……忘却……！
「でもたしか女性のためのレシピを選んだ気がする」
……ってそりゃそうでしょ！
ハーブティーってすんごいウーマンエナジードリンクのイメージだもの！
それから、なんとなくなにが入ってたのか思い出そうとしました。
ローズヒップはぜったい入ってたし効能的にもほしい。
でも意外と思うようなハーブティー専門店が見つからなくて、
やっと、やっとあった理想のハーブティー屋が！
とよろこんで向かうとものすごい豪奢なシャッターが降りていて、
「私達は今、生まれ変わるべく改装中！
新しい姿でお会いできるのを楽しみにしています！」
と書いてあり、シャッター未だに上がっていません。改装長いね……
それからずっと探して、結局のところ専門店にこだわるからいけないのよ！
とあきらめて身近なオーガニックスーパーで買うことに決めました。
なんかよくわからないけど、専門店で買いたい欲求があって……
オーガニックスーパーで、わがままに答えてくれたのが唯一こちらの商品。
＊クマツヅラ、マルメロ、ハイビスカス、ローズヒップ、
リコリス(甘草)、ひまわりの花弁、バラ、ヤグルマギク
ローズヒップが私の辞書に載ってなかったので探すのに苦労しました。
「cynorhodon」または「eglantier」 がローズヒップのようです。
eglantierは私の辞書では「野薔薇」と書いてありますが、
eglantier （cynorhodon） とか cynorhodon（eglantier）
と表示されてたりするので両方ローズヒップだと思います。
そしてこのすっかり春の陽光の中でこのような限定品も！
＊ローズヒップ、リンゴ、オレンジの皮、ハイビスカス、
セイロンシナモン、グローブ、
「アマダイダイ/マンダリン/グローブ/シナモン/ラベンダー」
のエッセンシャルオイル
冬季限定「冬の宵」。
好みすぎる……！なぜこれ常時販売してくれないのか！
どちらも甘酸っぱくて、冬の夜の方が甘く濃い感じ。
ハーブティーって面倒でついティーパックを買ってしまいがちですが、
やっぱりティーパックは中が残り物の粉みたいなもので効能は薄いそう。
ひと手間かけるときれいになれるってことでしょうか！
