パリでベトナム料理を食べるならここ!と有名な13区のPHO14。
フォーキャトルズ、と読むのだけど、
英語読みだと「フォーフォーティーン」とあまりにも語呂が良くなります。
英語読みにしちゃえばいいのに、と余計なことを思う。
写真、看板が光りすぎてて失礼。
いつも行列ができててなかなか中に入れませんが、
一度だけ昼前の11時くらいに行ったらガラガラですぐに入れた、
というよりもしかしたらまだ準備中なのに入れてくれたのかもしれません。
この日は20分くらい並び、
猫ひろし氏にそっくりな店長めいた男性が私たちを、
「おい3人、こっちにこい!」
と男らしくぐいぐい席に案内してくれました。
メニューがファミレスみたいです。
観光客が多いためか写真に番号がふってあるので、
「いちばん!」
等と叫べば誰もそれを不躾などとも思わずうなずいてくれます。
ベトナム料理、というかフォーの名店ですよね。
私は鶏肉のフォーがさっぱりしていて案外好きですが、
スペシャルのフォーは牛肉と異様にツルツルとした肉団子、
あと私は食べないので部位がわからないのですが、
タケノコのような色でギザギザのホルモン、がのっかっています。
牛肉は最初は生なのでスープにつけて自分で湯通しします。
もやしや香草、唐辛子や赤味噌のようなものもついてきます。
スープがやっぱり他の店と違う気がする、おいしい。
ちなみに大サイズと小サイズがありますが、
ほとんど値段変わらないので大サイズ頼んだほうがいいと思います。
それと博多ラーメンの替え玉システムのように麺だけ追加できるのですが、
これがなんと料金には含まれていませんでした。太っ腹!
ベトナム料理に欠かせないパクチーですが、
はじめてこれを食べたとき、
なぜそんなに世のひとに嫌われているのかよくわかりませんでした。
私は基本的に葉っぱ関連はすべていけるくちだからでしょうか。
ところでこのようににおいが強かったり、
あまり美味でないとされるものはだいたい美容効果があるものです。
パクチーもこんなに嫌われているのだから、きっと……
と調べてみたところ、
なんと大豆の10倍の抗酸化力があるそうです!
大豆の10倍ってでもよくわかんない……
まあとにかく人間は生きている限り重金属を摂取してしまう、
それは有害な食品とか大気汚染とか洗剤とか水道水に含まれる、
水銀、ヒ素、アルミニウム、鉛、ニッケル、等だそうです。
これは人間の体の流れを阻害し、
血流が悪くなり角質が厚くなり免疫力が低下し体臭も……
とにかく滞る、滞る、詰まる、わけです。
重金属は身体の酵素に取り付いてしまい、活性酸素も発生させます。
この重金属に対するパクチーのデトックス効果は食品ではダントツらしい。
なんだかすごいことになっていますね。
ところでパクチーについて調べていたら、
「パクチーハウス東京」オーナー兼
「日本パクチー狂会」会長の歌う、
「パクチーのうた」
なるものを発見いたしました。
なんというか、
世の中にはさまざまな情熱があり、
そしてさまざまな歌があり夢があると、
パクチーは我々にあらためて気づかせてくれますね。
そうしてたっぷりと酸化に抗ったあとは、
紫色のティーが気になった私は、
それなんの紫色かと店主のねえさんにたずねたら、
「TARO(タロ)よ」との返答が。
タロというのはタロ芋のことではないかと思うのですが、
ねえさんは「南国の果物だ」と主張します。
え、ほんとに?
味は、すっごく甘い芋でした。
ところで持ち帰り用にほどこしてくれるこのビニール、
私ははじめて見たのですがタピオカティー界では普通なのでしょうか。
コップに輪っか状のビニール袋をぴったりはめて、
持ち手もついてるという、アイデア勝利の一品です。
PHO14
129 av. de choisy 75013 Paris
メトロ7番線 Tolbiac