北マレで人気のmerciで本とコーヒー、おしゃべり

パリのレストランとカフェ

おしゃれセレクトショップ「コレット」のおかげで私は

パリでジョンマスターオーガニックを買うことが出来るわけですが

そのコレットと競って大人気なセレクトショップ「メルシー」。

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日本人の女の子とこの近くで待ち合わせるとかなりの確率で

「メルシーいこっか」となり、店を出るころには物欲を刺激されて

ずいぶんとギラギラした女になっているような気がするので

そういった意味ではコレットよりも危険な店です。

なぜだかコレットではジョンマスター以外のものは

それほど欲しいと思わないのです。眺めて楽しいだけ。

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しかし私は自分では物欲はあまりない方だと思うのですが

それがいいことなのかどうかはよくわかりません。

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たとえば部屋については、なるべく物がない方が好きです。

物のたくさんある部屋はよほどのことがないと美しくないし

なにやら落ち着かない。

いつアレを倒すやら、いつソレを壊すやら。

物のないすっきりした、素敵な部屋ってリッチな雰囲気というか

いろんな意味でリッチな人が住んでいるのだなあと思います。

それはまるでほんとうに身体に良いシンプルな料理は

お金がないと毎日食べられないみたいに。

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でもほんとうにキレイで心惹かれる洋服やら装飾品やらは

そこそこのお値段がすることが当たり前だし

普段から私なんかはそれを知っていながら

「あのコートはほんとうに素敵だけどもちろんお高いし

10万円は痛いなあ、だから3万円の似たコートを買う」

という風に買い物を終わらせていることがほとんどで

それで一見欲は満ちているし日々楽しく過ごせています。

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が、心の奥底紐解いてみればほんとうは10万円のコートが欲しい。

欲しいものをすべて手に入れるなんて不可能だからと

私は初めからあきらめているものがあまりに多すぎる。

それを「自分は物欲がない」と勘違いしているのかもしれない。

自分がほんとうに欲しいものを頭の中にずらりと並べて

それを全部買ってやろう、手に入れてやろう、と思うことは

そんなに悪いことではないように思えるのです。

もし日本で今

「日本国民は皆ジャージしか着てはいけない」

という法律でも出来たら労働意欲をなくす人は多いのでは。

欲を無視すると欲を忘れていき、そして欲をすべて失った私は

欲とともにもっといろんな能力を(それがあるとすれば)失うかもしれない。

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だから物欲を刺激するため、たまにはメルシーに来るべきだよね

……と、メルシー内カフェにてお茶を飲みつつ話していたら

あっという間に数時間が経っていて、店員さんとばっちり目が合う!

ごめんなさい、没頭しすぎて……このおしゃれ空間に……

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ちなみに私、今日は久々にカフェイン注入しました。

た、たまのことだから!

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友人はローズレモネードなるおしゃれなものを注文し

ローズってピンク色なだけかと思ったらローズ風味なんですね

シャレオツの極み。

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ずらりとそびえる本棚の本たちは、読んでも良いそうです。

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友人がトイレに行ってる間ちょっと手にとって読んでみたけど

「フランス語で読書」と「カフェでゆったり」って両立しないな!

と気がついて20秒で閉じました。

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雑貨屋の中のカフェって落ち着かないことが多いけれど

ここはあまりにもゆっくりとした気持ちになってついつい長居してしまう。

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もう外もすっかり暗くなり、ライトアップもされてちょっと焦る。

ごめんなさい、わざと長居したんじゃないのよ……気をつけます……

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こうして物欲をチャージした私はとても満ち足りて家路に向かいました。

あ、夕食は、中華でした。

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ちなみに今日はその中華ではありませんでしたが

こちらの激旨激辛四川料理店のわりかし近くにメルシーはあります。

merci

111 Boulevard Beaumarchais

tel:0142770033

営業時間:月-土 10h00-19h00 日曜定休

メトロ:8番線Saint Sébastien Froissart

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