傷だらけのパンテオン・時は金なり

フランス生活

 

ひさびさにパンテオンの近くを歩いていると、

いつの間にやら修復がはじまっていたことを知ります。

なんだかとても痛々しい……あんなに堂々としてたパンテオンが。 100_4834

 

今の時期旅行に来ちゃったひとはちょっとがっかりするでしょうか。

まあ中に入ればいいかな。いつでも入れるんだったかな。

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それにしてもちょっと見ないとすぐに変わっっちゃうんだなあ……

 

この間メトロの中で知り合いの女性にばったり出会い、

彼女は数カ月に一度会うのだけど、彼女と仲の良かった女性に、

一度私は巻き寿司もらったことあるけど一年会ってなくて消息も知らず、

あのひとはどうしてるの?と訊ねたところ、

「え、子供産んだでしょ」

との回答に文字通りのけぞってしまいました。

「私も会ってなかったけど、パンテオンの前でばったり会った」

とのこと。

最後に会ったとき、彼氏のカの字もなく、

煙草もお酒も大好きなワイルドウーマンの印象だったあのひとが!

一年の間に、出会い、妊娠、出産というハードスケジュール!

たった一年会わないだけで母になっているという……

これはずいぶんと衝撃でした。

おそらくこのようにテンポの速いひとというのは、

時間の使い方が大変うまいひとに違いない。

私なんて幼児のころいつも着替えが遅くて注意を受けていた……

 

そういうタイプのひとはいつでもいたな、

高校時代のある友人は交通手段は高くても一等早いものを選び、

「タイムイズマネーっていうでしょ!時間は戻らないんだから!」

と次々新しいことを精力的に始め、

とくに美人ではないのだけどコンスタントにモテていて、

彼氏のいない時期のない子だった。

……ということをパンテオンを見ながら思い、反省もする。

 

さてパンテオンの変わりようは激しく、近くにこんな像まで。

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え……これ大丈夫……?

と不安になりつつ近づいてみるとパリ第一大学の方によるアート作品のよう。

「モンゴル人」の像。シュレックかと思った。

モンゴルのひと、こういうイメージなのでしょうか。

かなりでかいです。でかいっていうイメージはあるかな。

あとべつに全裸でなくてもよかったんじゃ……でもアートですからね!

 

さてこのパンテオン近くのビオ(オーガニック)スーパーが大好きです。

パリにはたくさんビオスーパーがあるけれど、ここが一等好きですな。   100_4835

ビオのスーパーはなぜかあんまりきれいじゃない場合があって、

土埃が床にたまってたり商品が埃かぶってたり独特のにおいがしたり、

これもナチュラルライフゆえか……土のナチュラルを表しているのか……

と、ビオゆえ、ナチュラルゆえ、とあきらめる部分多かったのですが、

ここは無茶苦茶きれいです!やればできるじゃん!

陳列も品揃えも文句なし。

入ってすぐ右に化粧品のコーナーがあって、

メルヴィータとかウェレダとかドクターハウシュカも揃っています。

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なぜか茶筅、もあります。

緑茶はたくさん置いてあるんだけど、点てられるような抹茶は……

横の「Matcha」って書いてあるのは意外と、本物の抹茶なのかもしれない。 100_4844

 

お茶やシリアルや、安全成分の歯磨き粉の品ぞろえが豊富でした。

楽しすぎて長居してしまう。

タ、タイムイズ……!

こういうところから直していきたいな、と反省した一日。

 

Le Retour  à la terre

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