薄い唇は老けてみえるの? 赤リップで透明感のある知的美人へ

                            

にほんブログ村 美容ブログ 美意識(美容)へ

私もわかってはいるんですが、昨今の「ぷっくり唇」ブームときたらこんな私の記事ひとつではどうにもならないくらいの、押し寄せるオームの群れのごとく勢いを持っています。その者青き衣を纏いて金色の野に降り立ってもらわないとどうにもならないわけです。いや、私もぷっくり唇はものすごーく好きなんですけどね。アドリアナ・リマ最高!

 

それにもかかわらず、今回こんな記事を書こうと思ったのは、先日メトロのなかで見かけた「やりすぎてしまった」女性がきっかけでした。

とくに西洋ではぷっくり唇に対する信仰は篤く、よくネット上では「やりすぎてしまった」人たちの画像が出まわっていますが、まさにあの「やりすぎてしまった」人を現実に、目の前にしてしまったときの衝撃ときたら筆舌に尽くしがたいものがありました。もうほんとうに、失礼だとは思うんですが何度も目がいってしまう。フランス人も注目する。観光客も注目する。そして考えてしまう。いったいどうしてこんなことになってしまったのか。

欧米では厚くてぽってりした唇はセクシーだとされ、ヒアルロン酸打ったりシリコン入れたりする人が続出、みたいな話はよく聞きます。日本でも最近はぽってり唇が可愛いしセクシーだしモテるしってことで唇をぽってりさせる美容液とかぽってり唇に見せるメイクが流行っています。

 

しかし待ってほしい。ぽってり唇はたしかにセクシーです。フォトジェニックでもあります。でもだからといってそれは薄い唇やちいさな唇が魅力的ではないということではありません。すべての人がオーバーリップ気味にメイクするのがいいということはなくてそれぞれの顔立ちにあったものがあるのです。それを書いたのがこの記事の前章となるジャガイモについての記事でした。

→美人になる近道はコンプレックスが教えてくれる!あらゆる美容のスタート前に

 

ぽってり厚い唇、の対極にあり、今の流行からいってコンプレックスを抱きがちなのは「薄い唇」と「ちいさい唇」の二つにわけられるかと思います。ちいさい唇は「おちょぼ口」と言いかえてもいいですが、薄い唇とはちょっと対策が違うと思うので次回にまわします。

今回は薄い唇の魅力について考えてみます。

 

◆薄い唇は老けて見えるというのはほんとうなのか?

lgf01a201310211400

欧米社会、とくにアメリカなんかで厚い唇が人気なのは、厚い唇の方が豊満そうでセクシーである、という理由のほかに、薄い唇は老けて見えて年寄りくさいみたいなこと言うてるらしいんですね。

たしかに人間というのは、年を取っていくとだんだん唇のボリュームがなくなっていきます。赤ちゃんはぷっくりしていますが、老人はたいてい薄いです。

これは個人的な見解なんですが、私はだからといって「もともと唇が薄い人が老けて見える」ということはないと思います。それと同じように唇がぽってり厚ければ若く見えるということもないはずです。あんなふうにめちゃめちゃにシリコン入れる必要はないと思うのです。

 

たとえば日本で唇が薄くて美人とされる人というと、広末涼子さんでしょうか。あとは田中麗奈さんとか、嗣永桃子さんなどは特徴的に唇が薄いですね。でも3人ともまったく老け顔ではありません。むしろ造形的には童顔といっていいです。

 

それから黒人女性について考えてみます。黒人女性はたいてい厚くてぽってりとした唇を持っています。でも若い黒人女性は日本人の感覚からするとかなり大人っぽい顔立ちの人が多いです。彼女らはある一定の年齢からは逆にびっくりするほど若い容姿を保ち続けますが、これはネグロイドの肌質がアングロサクソンやモンゴロイドに比べ、光老化に強いということが関係していると思います。若いうちは、童顔かどうかは造形の問題ですが、ある年齢からは肌や髪の印象に左右されるということです。

もちろん黒人女性のなかにも童顔の人がいます。リアーナとか、今テレビでグレイズアナトミーの再放送やってるんですがちょうどそれに出ているキンバリー・エリスという女優さんも童顔。それからメキシコ系ですが、褐色の肌に唇ぽってりで童顔というとジェシカ・アルバなどは可愛いすぎて胸が苦しいですね。

 

その、黒人女性のなかで童顔の人とそうでない人について考えてみるとよくわかってくるのですが、私は薄い唇の人が老けてみえる、という話は結局、

年をとると唇が萎み、若いころよりも鼻の下が長くなるから

というところからきているのではないかと思います。唇の厚さと言うより、鼻の下の長さの問題なのです。

→鼻の下が短いほど美人!長い人のための対策2つ

 

当然それは「昔よりも唇が萎む」ことによって「昔よりも鼻の下が長くなる」から老けてしまうのです。

つまり「年を取り唇が萎む」ことと、「生まれつき唇が薄い」というのは、まったくべつの話として考えるべきです。

生まれつき唇が薄くても、鼻の下との距離が短ければ老け顔にはなりません。たるませなければOKです。

 

◆どれだけ薄くても唇には艶とハリがあれば良い

 

若々しい唇というのは、結局のところ厚くても薄くてもつやつやしていてハリがあればよいわけです。薄いということで悩む人も多いみたいなんですが、ケアをきちんと行って「萎む」ことを防がなくてはいけないというのは、どんな厚みでも変わりません。薄いからそんなに唇に手間をかけなくてもよいということはなく、厚いから放っておいてもセクシーということもないのです。双方それなりに苦労があるわけです。

写真の女性は、とくに上唇がかなり薄いですが、若々しく可愛い口元です。

IMG_6979

口紅の色もあるとは思いますが、薄くても艶とハリがあるから可愛らしく魅力的なのです。

この艶とハリを保つには、どちらかというと「〇〇をする」よりも「〇〇をしない」ことの方が重要と言えます。

 

  • 習慣的に唇をなめない
  • 唇を噛まない
  • 唇の皮をはがさない
  • 紫外線対策をきちんとする
  • タール色素入りの口紅を避ける

 

上記のことを守らずにいると、目に見えて唇の艶とハリとを奪われます。とくに、タール色素入りの口紅を毎日塗っている人は、二週間くらいやめてみるとかなり唇がキレイになるはずです。

でも発色がいいからやめたくない……という場合は、下地として毎回プロペトやノンケミのリップクリームをたっぷり塗るとかなり違います(ナチュラルなUVカット効果があるならなお良し)。面倒くさいですが、化粧直しの度にやります。ノンケミのリップでも、ひまし油によって皮がむけるタイプの人もいるのでそういう人はひまし油の入ってないものを選んでください。とにかく「皮がむける」というのがよくない兆候です。

 

あと、私は熱いお茶なんかを一日中ずーっと飲んでいると唇が荒れます。「喉が渇いたらミネラルウォーターを飲む」という日に比べると、唇の美しさは段違いだと思っています。でも雨の日に家にこもってたりするとついつい飲んじゃうんですよね……あちィ! って叫びそうなやつを……

 

◆赤リップを普段使いできるのは薄い唇の特権

 

上の写真の人はベビーピンクの口紅を塗っていてよく似合っていますが、私は薄い唇の人はとにかく赤リップが似合いやすいと思っています。このあいだ「厚い唇じゃないと赤リップは似合わない」って雑誌に書いてあるのを読んでびっくりしたんですが、いやいや違うな編集部! 赤リップは薄い唇こそ普段使いすべき代物です。

赤リップといえば毎年ファッション誌が「今年のモードは赤リップ!」「今年こそ! 赤リップがキテる!」「赤リップが私たちの新定番!」みたいにゴリゴリ推せども推せどもぜんぜん定着しないことで有名なアレですが、私は密かに「赤リップ息切れしてない? 大丈夫?」って毎年心配してるしもういっそ気の毒なくらいです。

しかし定着しないのはしかたがない。とにかくインパクトが強すぎる。

だからいくら似合うといっても、厚い唇の人は使いにくいはずです。スカーレット・ヨハンソンがカメラの前で塗れば魅力的にみえるでしょう。でも一般の女性には勇気のいることです。しかも厚い唇の人が赤リップを塗るとなると、たいていの場合は目元のメイクを薄めないとバランスがとりにくくなります。アイメイクに力を入れている人なら目元の印象を変えてまで赤リップを使おうとは思わないのではないだろうか。

 

そこへいくと、薄い唇の人は赤リップを「さらっと」使うことができます。

マーク・ジェイコブズの口紅型ペン

白人女性には、アジア人よりももっと唇の薄い人が多いですよね。私が渡仏直後に出会ったアメリカ娘のジョージアはまさにこのタイプでした。目もそんなに大きくなくて、唇がしゅっと線を引いたような薄さだった彼女はいつも真紅の口紅を塗っていて、これがとてつもなく可愛かった。もうホント可愛かった。服装はいつもシンプルでシャツとデニムばっかりなんですが、そんなジョージアの赤リップを見るたびに、

「真っ赤なリップは薄い唇のためにある」

とさえ思ったほどです。

髪型は、二つの束に分けてそれぞれ両の人差し指に巻きつけ、くるくる、とねじってアメピンで後ろで止めるのが定番なんですが、これがまた赤リップととても合っていました。

薄い唇の人は、赤リップをカジュアルに使える唯一の存在だと思います。ぜひ一度試してみて欲しい。

 

◆薄い唇界の頂点はエマ・ワトソンではないか(自問)?

 

最初に述べたように、厚い唇にも薄い唇にもおちょぼ口にも、それぞれメリットや魅力というものはあります。

厚くぽってりした唇の魅力がフェミニンで蠱惑的であることとするなら、薄い唇の魅力というのは瑞々しさと知的さではないかと思います。

そう、薄い唇はなんだかストイックなまでの透明感があり、たとえば漫画を描くために知性派キャラを一人作ろう! とその顔の造形を細かく設定するとしたら、

「アーモンド形の瞳にスッと通った鼻筋、知性的な薄い唇に……」

てなりません? あれ、なりませんかね?

 

まあそれはさておき、前回の記事でも書いたように、自分の顔と同じ特徴を持ったなかで一番の美人を探してみる、というのは結構大事なことです。

この「薄い唇」クラスタにおいて今トップを走っているのは話題性からいってもエマ・ワトソンかな、と思っています。知性派キャラでもありますしね。

やはり彼女も普段から赤リップ頻度がとても高いです。薄い唇にはよく似合うことを知っているのではないか。

 

そういえばジョージアはエマ・ワトソンに似てるな、と今思いました。目もすごく大きいわけではないし、メイク自体はナチュラルなんですよね。マスカラはロングタイプにこだわって、フェミニンだけとさらっとした目元がいいのかもしれません。

私は薄い唇のポイントは、唇の両端のしゅっとした線だと思います。うまく伝わらないかもしれませんが……あそこが透明感を司る中枢部だという気がする。

 

エマ・ワトソンに関しては休業宣言したばかりで私のなかでわりとホットだったこともあって勝手にトップになっちゃったんですけど、薄い唇美人はまだまだ探せばボロンボロン出てくるはずです。もし薄い唇を厚くしたいとお悩みの方がいらっしゃったらぜひその前に「薄い唇・半角スペース・美人」でググってみて欲しい、そんなふうに願いつつ。

 

最後に以前話題になったエマ・ワトソンの国連のスピーチで。



にほんブログ村 美容ブログ 美意識(美容)へ