美声は顔に勝る武器・峰不二子に学ぶ声のアンチエイジングの重要性

                            

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顔の造りやスタイルも大事だけど、肌と髪がキレイなことはもっと大事なことなんだ、というのもこのブログで主張していることのひとつですが、それと同じくらい大事だなと思うのが、美しい声。

声が魅力的なだけでその人の美人度は二倍以上膨れ上がる、と私は思います。

その力は声に特徴のある人について考えてみたらよくわかります。たとえば三浦理恵子さんと吉川ひなのさんの声が入れかわったとしたら……想像してみると、二人のイメージはまったく変わってくるはず。その声の出し方、話し方によって相手をリラックスさせたり、緊張させたり、誠実なイメージを与えたり、不快感を与えることだって、容易なのです。

 

◆モテる人はいい声の持ち主?

 

では理想的な声ってどんな声なんでしょう?

私は、“いい声”がどんなものかは異性に訊くのがてっとり早いと思います。

たとえば私がまわりにいる「いい声の女性」について考えてみたとき、相当に特徴のある声の人でないと思いつくことが出来ません。でも男性の声についてなら、「あの人はいい声だな、声で得してる」という例を次々思いつくことが出来ます。

おそらく声というのは、異性を引き付ける要素としてかなり強力なポイントなのでしょう。だから異性の魅力的な声には気が付きやすいし、印象に残りやすい。

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さて、とくにオスにとっては、シンメトリーであるということはモテることの絶対条件ですが、「シンメトリーである者(異性にモテる個体)は声も良い」と言われます。その根拠の一つとしては「シンメトリーであれば身体の造りがよく、当然声帯も良い造りである」という、まあ言われてみればもっともだなというものがあるのです。シンメトリーはどこまでも条件が良い。

そしてこれは男性ほどではなくても、ある程度女性にも言えることだと思います。

女性は男性ほど「シンメトリー=モテる」ということはなくても、シンメトリーであればあるほど顔の造りが美しいと言われることは確かです。ということは「美人=声が良い」と言う説を立てることも可能かもしれません。

実際私たちは美人に対して自然に美しい声を想定してしまいます。アニメで美女とされるキャラクターの声は必ず美しい声で吹き替えされます。

 

◆人は声を若く保つことは可能・70代の峰不二子ボイス

 

まず「美しい声」として私がイメージしたのは、アニメ「ルパン三世」の峰不二子でした。峰不二子と言えば、広くイメージにあるのは二代目の増山江威子さんボイスではないかと思います。峰不二子としての最後の出演が2010年なので、このとき増山さんは74歳でした。

 

個人的には新しい峰不二子役となった沢城みゆきさんへのバトンタッチは、「もっとも幻滅しなかった声優の交代」だったなーと思います。だから沢城さんの声の美しさに触れても良いのですが、ここでは増山さんが、70代まで日本人にとって「セクシー美女キャラNO.1」であるといってもいい峰不二子を演じ続けたことについて考えてみたいと思います。

 

そもそも私が「美声=峰不二子」と思ってしまったのは、初めて増山江威子さんご自身の映像を見たときの記憶が原因だったと思います。そのとき私はかなり衝撃を受けたのです。

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増山さんはたしかに上品で優しそうな女性ですが、おそらく20代である、出合う男すべてを手玉に取る峰不二子のようなキャラクターではありません。私はそれまで人間はみんな年を取れば、それも70代にもなればすべて平等に低いしゃがれ声になってしまうと思い込んでいました。だから増山さんがご高齢になってもあの美声で、峰不二子の役を続けているということは衝撃でした。

いやいやプロなんだから当然でしょ、と思われるかもしれませんが、問題は「人間にはそれ(70代まで美声を保つこと)が可能であるかどうか」を知ることが出来た、ということなのです。自分とはレベルが違ったとしても、希望を持つことが出来る。

 

たとえばいくらキレイな手になりたいからといって、パーツモデルさんと同じような生活は出来ません。声優さんと同じようなトレーニングやケアをしながら一般人が生活することも不可能です。それにもちろん素養もあります。有名な声優さんはもともと素晴らしい声をしている人ばかりなのではないか、ということです。

でもどんなことでもほんの少し意識をしながら毎日過ごすのと過ごさないのとでは大違いです。毎日食器を洗う時に手袋するかしないか、乾燥を少しでも感じたら保湿するかどうかが数十年後に大きな結果となって返ってくるみたいに。

 

とくに声は、ほとんどの人が見過ごしながら生きていく部分だと思います。「自分の声って好きじゃないんだよね」と言いながら。その実、他者に与える影響はかなりのものがある、見逃してはもったいないポイントなのです。

 

◆じゃあ魅力的な女性の声ってどんな声?

 

前述したように、私はいい声は異性の方がよく知っている、と思っています。だから魅力的な声はどんなものかを知りたければ男性に支持される声について考えるのが効率的ではないかと思います。

 

まず、よく知られているように、男性は高い声の女性に、女性は低い声の男性に惹かれる傾向があります。そして年齢を重ねるごとに女性はだんだんと低く、男性は少し高くなっていくのです。

また女性は排卵期になると無意識に声が高くなると言われています。やはり少し高めの声が女性には良いようです。

私個人としては低い声もとても魅力的だと思うのですが、そういえば以前自分の声が低いことを気にしている女性がいて、彼女は

「怒ってるの?ってしょっちゅう訊かれるし、こわい人だと思われて女の子の友達がなかなかできない」

と話していました。実際はすごく繊細な人だったんですけれど、そういうデメリットもあるのかと思った記憶があります。同性に警戒心を抱かせないためにも、少し高い声の方がいいっていうことですね。

 

その他男性に好かれる女性の声は二種類あって、

 

■澄んでいてよく通る、鈴を転がすような声

■上品で柔らかく、ソフトな声

 

のどちらかに分かれる印象です。自分の声質からどちらに向いているか判断し、方向を定めるのが吉。

増山さんは峰不二子の他に「バカボンのママ」役の声優さんでもあります。峰不二子は危険な悪女のイメージですが、バカボンのママは上品で優しい、おっとりした美人です。増山さんの声をセクシーと感じるのは、そこにそういった要素も組み取るからかもしれません。

 

◆美しい声を保つ注意点・アルコールにはやはり気をつけて

 

年を取ると声が低くなるのは、

 

■声帯がやわらかくなる

■女性ホルモンの分泌が減り声帯が太くなる(男性化)

■声帯まわりの筋肉が衰える

■長年声帯を酷使し過ぎた

■アルコールを摂取し過ぎた

 

などが主な原因です。

また、年齢を重ねると声帯も乾きやすくなって潤いが足りなくなってしまいます。普段から水分をこまめに摂るなどして喉を乾燥させないことが重要です。無理に大声を出したり、叫ぶこともあまりよくありません。

アルコールはやっぱり声にはよくないですね。乾燥を招くし、声帯まで及んで充血させ、機能を低下させ、そして炎症を起こします。これが俗に言うサケヤケです。美声のためには控えるか、飲むときには水をこまめに摂取する(交互に飲む、くらいの頻度で)ことで防げます。

 

◆理想の声になるには、まず真実と向き合うこと

 

ほんとうに美声をめざしたければボイストレーニングに通えば良いのですが、家で簡単にできて一番有効だと思う方法は、腹式呼吸や表情筋トレーニング、喉のケア、そしてなによりも「レコーダーで自分の声を聞いてみる」ことです。

私は90%以上の人が、自分の録音した声を嫌っていると思っています。

私も自分の声を客観的に聞くとほんとうに、ギョッとします。

だから聞きたくないって言う人も多いのですが、ここはやはり真実から目をそらさないことが重要であると、それがはじめの一歩なのだと声を大にして言いたい。

 

そもそも私が自分の声を録音して聞いてみたのはフランス語の練習のためでした。

渡仏するときにレコーダーを買って持ってきていて、毎日フランス語の小説か新聞を朗読し、それを録音しては聞く、という練習を繰り返していたのです。

これは語学の練習としてもとても有効なのでおすすめなんですが、初めて聞いたときには自分の声が自分で思ってたのとまったくちがって、

「嘘だ……これはレコーダーが悪いに違いない……陰謀のにおいがする……」

と呆然としたものです。でも友人の声を録音して聞いても友人の声は普段聞いてるままなので、やはりレコーダーは真実を録音しているのです。陰謀も今日までとくに暴かれていない。

 

この語学練習は今でも続けてるんですが、たとえ自分しか聞かないとしても「いい声で話す」ように努力し始めるもんです。でないと恥ずかしくてとても聞いていられません。

腹筋に力を入れたり、姿勢を正したり……そうやってキレイな声を意識して朗読すると、ものすごく疲れます。私はこの疲れを、

「意識して両脚をぴったりくっつけて立つとものすごく疲れる内腿の筋肉」

みたいなものなんだと思いました。普段意識してないから、たまに意識するとものすごく疲れる。要するに、「すごく衰えている」箇所なんだと。

 

でもこうして試行錯誤し、毎日練習を続けていると、「キレイな声で朗読」することに疲れなくなってくるのです。やはりこれは、「無理して出してた声が地声に変わった(自然に出せるようになった)」のだと思います。

声帯まわりの筋肉、腹筋、そしてなにより自分の意識が鍛えられたんだ、と感慨深かった。

そして思いました。「ああいう声になりたい」と目標を定めて続けていけば、声って変わるんだって。そしてこの声を出し続けていけばある程度まで保つことは出来る。決して比べちゃいけないけど、増山さんが70代まで峰不二子役だったのは(もちろんプロとしてのトレーニングやケアや素養が大きいにしても)続けてたことも大事な要因だったんだって。

一般人にだって「気をつける」くらいなら毎日出来ることです。

 

◆魅力的な声のお手本を見つけよう!美声の有名人

 

どんな声を良いと思うかは、もちろん個人の好みがあるので一概にはいえないのだけど、でもある程度「あの人の声は魅力的」と言われている人は決まっている気がします。やはり傾向のようなものはあるのだ。

 

私は日本の女優さんだと、大好きな麻生久美子さんの声は可愛いと思う。ああいうちょっと鼻にかかった声が好きです。

 

一番好きなのは、グレイズ・アナトミーというアメリカの長寿ドラマの主演女優、エレン・ポンピオです。私は普段は吹き替えでも字幕でもどちらでも構わないんですが、このドラマだけはそういう理由で字幕じゃないとイヤです。ドラマの最初と最後の彼女のナレーションがいつも楽しみ。

もちろん彼女の喋り方もあると思う。

前にジャッキー・チェンがカンフー・アクションのコツについてインタビューに答えていたとき、

「男はとにかく大きく大胆な動きをする。手や足を身体の外に出して伸ばすイメージ。そうしてダイナミックで派手なアクションにした方が見ごたえがある。反対に女性のアクションは手や足を内側に収め、コンパクトな動きをするんだ。ちいさく丁寧に素早く動く。すると女性らしく魅せるアクションになるよ」

というようなことを言っていたのですが、私はエレン・ポンピオのナレーションがなぜ魅力的なのか考えてみたとき、ジャッキーのこの言葉を思い出します。朗読するときもいつもこのジャッキーの言葉を念頭に置いています。なにを言っているのかよくわからないかもしれませんが……

 

動画については、エレン・ポンピオの笑い声が素敵だ、とコメントしてる人も多数いるし、結構共感してくれる人いるんじゃないかな、と思っています。

 

フランス語圏となると、私が一番いいなと思っているのは身近な人なのですが、ルイーズ・ブルゴワンが一番近いかも知れません。

日本では特に女性はゆっくり話す方が感じが良いと思われがちですが、フランス人は早口な人が多いです。そしてたしかに、早口でも聞いていて心地よかったりするから不思議。言語によってちょうど良いスピードって違ってくるものなんでしょうか?

私はここでは外国人なのでやはりフランス語の見本というものを必要としていて、まわりにいる女性で「あの人の喋り方いいな」と思ったらよく聞いてマネするように(出来る範囲で)しているのですが、いいなと思うのは早口な人が多い。

ルイーズ・ブルゴワンはもともとお天気お姉さんで、早口で捲し立てるような喋りで印象を残し、リュック・ベッソンの「アデル/ファラオと復活の秘薬」に主演したときは、まさに私の好きな「チャーミングな早口」で喋っていました。映画自体はアレだったけど、何度も繰り返し見た思い出。上の動画ではゆっくりしゃべってますね。

 

アヌーク・エーメはゆっくりめ。

1:05あたりから喋ってます。

 

まずは理想の声を見つけるところから。

今日はちょっと長かったですかね。お付き合いくださってありがとうございました。



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