ウソかホントか!激辛好きな女性は美肌?

インナーケア

 

とくに辛いものに強いわけでもない、まったく普通なのに

なぜか激辛料理に挑戦したいという気持ちだけはあって

七味を異様に振りかけてみたり、激辛料理店に入り浸ったり

もう、ほんとうに激辛耐久力はいたって普通なので

ヒイヒイ言っては水をがぶ飲みしたり、味もよくわからなかったり

それでもなにか、激辛を前にしたときのわくわく感

さらにはそれを完食できたときの達成感……

 

そしてもうひとつ、「イメージ」の力もあるかもしれません。

なぜだか、私だけかもしれないけれど

「辛い食べ物は美肌になる」

「辛い物好きの女性は美肌が多い」

というイメージって、ありませんか?

私はあります。

いったいどうしてこんなイメージがあるのだろう?

私も食べるものは常に美肌活動につなげてゆきたいので

辛いものが美容によければもっと取り入れるし

悪ければ排除していく気満々です。

私の食生活はすべて美肌に支配され、左右されておるのです。

 

私の記憶が確かなら、数年前に韓国料理がどんと日本に入ってきて

(その前からあったのかもしれない、その辺は確かではありません)

その宣伝文句のひとつとして

「韓国料理は肌がキレイになる。だから韓国の女性はみんな美肌」

というものがあったように思います。

その理由はとくに

「唐辛子に含まれるカプサイシンは抗酸化力が高く

食べるときに汗をかくことで代謝も上がる」

からだと言われていました。

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そう、激辛=美肌というわけではなく、唐辛子=美肌という

イメージが強いのです。わさびには美肌のイメージはありません。

しかしこの韓国料理=美肌説には反論もあって

「唐辛子ではなく韓国料理は野菜をたくさん食べるから」

あるいは

「キムチを日常的に食べるので発酵食品を豊富に摂っているから」

というものがちらほらと出てくるようになりました。

 

では韓国ではなく中国ではどうなのかと考えて見ます

(辛いものを食べる国は他にもあるけど、黄色人種で考えてみる)。

 

私は韓国人女性も中国人女性もわりと知り合いはいますが

確かに、美肌の女性はかなり多いです。

肌質は少し違いがあって、韓国はしっとりしたもち肌

中国はすべすべしてハリのある子供のような肌が多く

どちらも「日本なら、成人してこの肌質はまあ見かけない」

というレベルの美肌には違いありません。

 

でももちろん、韓国にも中国にも肌の美しくない女性もいます。

韓国は領土が狭く、料理もおそらく統一性があるだろうことから

ほとんどの人が同じ条件下で生活しているでしょう。

でも中国は領土が広大で食事もまったく違う場合が多いので

激辛の地域もあればそうでない、激辛なんて食べない地域もあり

私が今まで出会った超絶美肌の女性について言えば

圧倒的に激辛地域、四川辺りの女性が多いです。

 

じゃあやっぱり唐辛子が美肌をつくるのだろうか?

 

唐辛子は身体を温めるといわれているし、逆に冷やすとも言われます。

辛くて汗をかくために身体を冷やしてしまうそうですが

それはつまり、「唐辛子を食べても汗ひとつかかない」ほど

辛さに強い人ならば身体を冷やすことはないということ?

 

そして唐辛子が睡眠の質を上げるとも下げるとも言われます。

私はこれは「下げる」のではないかとずっと思っていたのですが

あるイギリスのニュースによると

「はじめは睡眠の質を下げるが、食べ続けると質が上がる」

という結果が出たということです。

個人的に「下げる」のではないかと思っていただけで

実際質が下がったという実感があったわけではありません。

はっきり言って眠りについては、辛いものを食べても食べなくても

同じようにぐっすり眠れるし翌日の体調に変わりはありません。

 

ただ、辛いものを食べるともちろん胃に負担はかかるので

その結果、肌荒れ、体臭の悪化につながります。

とくに唐辛子を食べ過ぎると毛穴が開きクマが出来ると言われます。

私も食べ過ぎると胃が痛くなったりするのでやっぱり

「辛いもの=美肌」はむしろ逆じゃないかなあと思っていたのですが

これも、辛さに強く、日常的に食べる人なら

胃が荒れることもないのかもとも思えるのです。

そうでないならば、ただ調査してないだけかもしれませんが

韓国や四川辺りでは胃がんや大腸がんがとても多い

と言われているはずなのでは、と思うからです。

今のところそんな話は聞いたことがありません。

だから、もしかすると

「唐辛子には美肌になるが、慣れた人や体質的に強くないと意味がない」

という、私にとってはがっかりな結論を出さねばならないのかも!

 

そしてもうひとつ、私が激辛地域の女性たちに思うことは

「彼女たちは辛い食事を好み、傾向的に甘いものは好まない」

という特徴があると言うことです。

食事だけでデザートは不要という人の割合が多く

さらに少食な人も多いと思います。

それは意図して少食というより、たとえば激辛の鍋を食べると

中国の鍋なんかは日本の鍋のように麺やご飯もいれないし

肉と野菜だけで腹を満たすことができ、それほどの量にならない

そしてデザートも食べなければ糖質はほとんどありません。

こういう食事って、なんでだか苦しくなるほど食べないのです。

砂糖や、糖質というのは基本的に「もっと食べたい」という

欲を促すものなので、その糖質を摂らない食事を好む彼女たちは

「私すごくたくさん食べるよ」とは言うのですが、間食をしません。

だからみんな太ってないし、赤子のような肌なのでは

とむしろ唐辛子の効果よりもそちらの効果が高い気もします。

 

韓国や中国の四川出身でも、肌の荒れている女性はいます。

でもそういう女性は「辛いものを食べるしコーラもアイスもピザも食べる」

という雑食(人間はほとんどみんな雑食だけど)である場合が多く

激辛料理好き=美肌のイメージがもし本当だとすれば

その効果はむしろ「糖質を欲しない身体になる」という点に

現れているのではないか、と思います。

 

ちなみにこちらの中華街で買えるこの佃煮(オイル漬け?)。

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2ユーロちょっとなのですが激辛でおいしくてやめられず

毎日食べたくてしようがありません。

右がシナチク、左はザーサイかなにかコリッとした歯ごたえのもの。

左のヤツが今のところベストでしょうか……一番辛い。

中身もとても赤い。

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悪いオイルやら化学調味料もおそらくバンバン入ってるのでしょう。

でもやめられないこの中毒性!

この商品名、まったく読めないけど

「食卓の米を全部食べつくしてしまうよ!」

という意味だとか。

イラストのミステリアスヘアーBOYの親指がうまいこと表現していますね!

とくに麺にからめたり、冷たいお粥と食べると一番おいしい。

最近の朝ごはんはほとんどこれです。

ごめんなさい、クロワッサンとかバラのジャムとかじゃなくて

ごめんなさいパリなのにでも等身大のブログだから……

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