僕たちの日傘戦争・欧州でUV対策の自由を

                            

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毎日を紫外線にびくびくおびえながら生きているこの私が

このフランスをはじめとする西洋では日傘を差せないというのは

目の前にオアシスがあるのに

その周りが地雷だらけなのを知っているようなもの。

日傘はある、日傘はあるのに手を出せない、このもどかしさよ。

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渡仏前は

フランス人がなんと言っても強行突破するつもりだったのです。

 

ですが実際にフランスで初めての夏がやってきてみれば

そのあまりの「そんな雰囲気じゃねえ」ぶりに

私のちいさな心臓はバクバクいってもう

日傘片手に外出することさえ困難に。

ある日強い日差しの照りつける中

近所ですれ違ったアジア系の女の子は

腕に白いフリル付きの日傘の柄をかけたまま恋人と歩いていて

ああ、あなたも差したいのね、持って出たものの勇気が出ないのね

と勝手にシンパシーを感じたものですが、私の日傘なんて

彼女のものとは比べ物にならないほどもっと本気の日傘なもので

難易度はさらに上がり、夏が来るのが悩ましいのです。

 

でも女として、他人の目より紫外線問題を優先すべきだな

そう思った私は勇気を出してその本気傘、差してみたことあります。

もう、ドキドキした……傘を開く瞬間の通行人のあからさまな

「え、なにすんの?ちょっとおかしいの?」

と言わんばかりの視線が痛い痛い、でも私の肌はもっと痛いはず。

気持ちをふるい立たせなるべく広い道で、ついに日傘差した私。

みんなじろじろ見てくる、車中からのぞきこむように見てくるひともいる

でもいいの私シミだらけになるなんてぜったいにイヤだから

私からあなたたちにこの言葉を贈るわ「後悔先に立たず」!

 

……50メートルも歩いたころでしょうか

突然日傘がはじけ飛び、びっくりして日傘を拾った私が

顔をあげるとそこには20歳くらいの2人組の黒人男性が

げらげら笑っていたのでした。

さらに片方の男性が私の頭を叩いて(パシッという感じ)

去っていこうとしたので、どうしても我慢できなかった私……

戦いました……戦ってやりました!

あとで在仏20年近くの方から

「それ危ないからぜったいやっちゃダメ!

刺されたかもしれないんだから!」

と注意を受けました。

そうか傘を「差して」「刺される」とかね、もう最悪すぎる。

みなさん、これぜったいやっちゃダメ!!悪い見本ですよ!!

 

でもちゃんと広い道路で人通りもほとんどないところだったし

日傘を差して歩く権利もないとは、フランス国旗の青色が表す自由とは

いったいなんなのか!日傘を差す自由でないことだけは確かですが!

 

それにしても西洋というのは東洋に比べ他人のことに口を挟まない

誰も他人の目なんか気にしないんだ、などと言いますが

ファッションに関しては(この場合日傘もファッションの一部だとして)

日本のように自分の好きな格好をする自由はないし

ものすごく、ものすごく他人の目を気にしないといけない。

一度、駅でゴシック・ファッションの白人女性が歩いていて

その後ろにいた二人の黒人女性がげらげら笑いながら

その女の子を思い切り指差していたのを見て

それでもゴシックを貫く彼女はすごいなあと感心したものです。

笑われているのを知っていても怒らず静かに耐えていました。

まあ彼女はそのときげらげら笑われるだけで済んだけれど

私のように叩かれたり、相手が男性だったり、それだけならまだしも

私が注意して頂いたような最悪のことになったりしたらほんとうに

取り返しがつきません。それこそ後悔先に立たず。

 

以前私に「日本は全体主義だ」と言ったフランス人がいましたが

ファッションに関してはフランスの方が全体主義だと言えるでしょう。

ファッションウィークには華やかなファッションがあふれていますが

一般の人々に関して言えば「みんなと同じファッションが安心」なひとは

大変多い(もちろん前述のゴシックの彼女のように勇気あるひとはいるし

思わず振り返るようなおしゃれな人もいます!)のではないかと思います。

 

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なんだか急にファッションがどうとか言い始めましたが結局のところ

私の日傘差したい欲求があふれでている、それだけのことなのでしょう!

自由を!



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