【ロンドン】美しい本屋・DAUNT BOOKSとディケンズの通った老舗パブ

                            

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パリで一番有名な書店と言うと、シルヴィア・ビーチによって開かれたシェイクスピア&カンパニイです。

→パリの美しい本屋・シェイクスピア&カンパニイ

ではロンドンで一番有名な書店はどこだろう、と初めてロンドンに行ったときに探したのですが、いろいろあり過ぎて「これが一番」というものはとくになさそうでした。

でもそのいろいろ調べた中で、そのとき泊まった宿のすぐ近くにあったことから訪ねた「ドーントブックス(DAUNT BOOKS)」本店に今回また再訪しました。

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ここはとくに旅行書が揃っている印象で、旅行書と共にノンフィクション、小説なんかも国や地域ごとに区分されています。

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そして店内も美しい。

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当たり前だけど前回と何も変わらず。

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電子書籍の浸透によって将来たくさんの本屋が消えていってしまうのは避けられないのでしょうが、専門性と美意識を持った本屋は残りやすいはずです。なんというか、コンセプトがしっかりしている本屋。美しい本屋には生き残ってほしい。

 

こ のドーンドブックスのエコバックが人気で、日本でもネットショップで買えるそうです。それとは違うものですが、前回ここでペーパーバックを四冊買ったらこんなエコバックに入れてくれました。

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けっこう使ったのでちょっと汚れています。

人気のエコバックはこの無料のものではなく、店内のグッズ販売コーナーにあるみたいですが、これだけでも私は嬉し かった。シェイクスピア&カンパニイでは同じ形のものが6ユーロで販売されているし……まああちらの方が書店としては有名だし仕方がないでしょう。

 

私はやはり本屋がどんどんつぶれていく世の中にはなってほしくないので、こういう「残りそうな」本屋に行くたび、「新しい本屋のかたち」について考えてしまいます。

カフェや雑貨屋を併設しても、それではどこか弱い気がします。シェイクスピア&カンパニイのように、一種の聖地として観光地化するしかないのでしょうかね?

 

Daunt Books ドーントブックス
83 Marylebone High Street
London W1U 4QW

 

そして夜になり、私たちはイーオールドチェシャーチーズ(Ye Olde Cheshire Cheese)というなんと創業1538年だというパブに行きました。みなさんもここへ来てやっと「ああ、これロンドン旅行だったんだね」と思われておることでしょう。

City Thameslink駅から徒歩5分(地下鉄ならBlack Friars駅)。

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ここは19世紀には文豪が足しげく通うパブとして有名で、その顔触れは、アーサー・コナン・ドイル、オスカー・ワイルド、マーク・トウェイン、そしてチャールズ・ディケンズなど。

ディケンズの「二都物語(A Tale of  Two Cities)」にはこの店が登場します。私は未読なんですが、どうせならロンドン旅行中に読みたかったな、と後から思うことでしょう。

さらにカーメン・アグラ・ディーディ&ランダル・ライト共著の「チェシャーチーズ亭の猫」にはディケンズがこのパブで新作の書き出しに悩むシーンが登場します。

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これから、とくに一人旅で行かれる方はこれらの作品も持って行ったりすると楽しいでしょうね……私も旅行前にもっと詳しく調べておくんだった。

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さて、私はラガーは苦くてなにがおいしいんだかよくわかんないんですが、エールって言うんでしょうか、炭酸がほとんどなくて、常温で、泡がクリームみたいに細かい、よくアイリッシュバーで出会うタイプの麦酒。これはおいしいなーと思います。このパブもカレー情報をくれた日本語ぺらぺら客室乗務員情報なんですが、彼がしきりにおすすめしてくれてたスタウトというのは、度数が高く、量も多そうだったので頼みませんでした。

エールのDark Mildというアルコール度数2,8%のものを頼みました。アルコールに弱くてもこれは飲みやすいです。

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あとで友人が頼んでいたシールドをひと口もらいましたが、これはとても美味しかった。でも度数はDark Maildより高め。

キレイなレバーをぐいっと引いてついでくれます。

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料理もそんなに高くないらしいのですが、私たちが着いた21時ごろにはもう食事は終わっていました。

友人も「雰囲気が良い」とこのパブをたいそう気に入っておりました。まあ、私がやっと中華以外を提案したということに対する安心感もあったのかもしれません。中華、かと思えばインド、でしたからね。アジアから抜けたかったよね!うん、わかるよ!ロンドンだもんね!

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私は元来ミーハーであることも相まって、「ディケンズ……ここにディケンズが!」と彼が座っていたという席を見ては鼻血出してたんですが、友人はそういったミーハーさはまったくない人で「ディケンズ?ふうん……」という感じでこのパブの雰囲気そのものを評価していました。そんな彼女によるものの方が、

「あいつは……あいつだけがアイドルの早川ミナトではない、ほんとうの俺を見てくれたんだ……!」

みたいな誠実な評価だと思うので、ミーハー心のまったくない人にもこのパブはおすすめ。

ちなみに早川ミナトというアイドルは妄想の産物であり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

 

新しいところも好きだけど、こんなに古い場所はなにか、時空が歪んでいるようにも感じられてわくわくします。

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だって1538年といったらアレですよ、日本は室町時代ですよ。ちょっと日本史の年表を見てみたら、1538年には……とくになにもなかったんですが…… その二年前には法華一揆が起こっています。教科書で習ったアレ!さらに1538年から三年後の1541年にはなんと、武田信玄が父である武田信虎を追い出しています。もう、信玄もアレだなー、気ィ強いなー。

とはいえ、このパブは1666年に火事で焼けてしまい、翌年の1667年に再オープンしたそうですが……でも1667年だってアレですから、犬公方といわれた徳川綱吉が将軍になる三年前ですからね!

 

帰りは店を出てすぐ近くのバス停から、一本で帰ることが出来ました。思わず飲み過ぎてフラフラだったけど、ラッキーでした。

創業当時はバスなんて走っていなくて、馬車だったんでしょうね。

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Ye Olde Cheshire Cheese イーオールドチェシャーチーズ

145 Fleet St,London, EC4A 2BU, UK



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