小さい唇の魅力について① デカ目でおちょぼ口な顔立ちを生かすお人形メイク

メイク
(c) creative commons Photo by Steve Corey

昨今のぷっくり唇ブームに絶望している小さい唇クラスタのみなさん、こんにちは。
早速ですがこれ、じつはシリーズの3回目に当たりますのでサクッと始めたいと思います。

まずこの記事から読み始めた人のために前置きしますと、ここでは「小さな唇を大きくする」というドリームではなく「資産を効果的に運用する」というリアルの話をしています。そのためにモチベーションをあげ精神を整えるのがシリーズ第1回目の以下の記事です。

理想への近道はコンプレックスが教えてくれる!あらゆる美容のスタート前に
今日は「方向性の見定め方」について書こうと思います。なにそれ?いえね、つまりこういうことです。私はこのように美容(と麻婆豆腐)に関するブログを書いているわけですが、毎回すべての女性に向けて記事を書いているわけではありません。もち...

そしてまずは「小さい唇」には「薄い唇」対策と「おちょぼ口」対策があると考え、薄い唇対策について書いたのが以下の記事となります。

薄い唇は老けてみえるの? 赤リップで透明感のある知的美人へ
私もわかってはいるんですが、昨今の「ぷっくり唇」ブームときたらこんな私の記事ひとつではどうにもならないくらいの、押し寄せるオームの群れのごとく勢いを持っています。その者青き衣を纏いて金色の野に降り立ってもらわないとどうにもならないわけです。...

おちょぼ口は目の大きさによって印象が変わる! おちょぼ口+デカ目対策

さて、おちょぼ口とひとくちに言いますが、目がグリグリとデカいのか、つぶらなのかでまったく対策は変わってくるはずです。

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今回はおちょぼ口+デカ目の人について考えてみましょう。

このタイプの人は、やはり人形顔を目指すのが一番楽です。

そう、楽なんです。このおちょぼ口+デカ目の「生まれたときから許嫁がいて学校もエスカレーター式」的な親の敷いたレールに乗らなければいけない感はすさまじいものがあります。

おちょぼ口+デカ目が気に入らないという人の理由としては、たぶん「モードな雰囲気を出しにくい」というものがあると思います。なんだかデカ目ってモードな雰囲気が出にくいんですよね。だから、ここはもう、「人形でいく」と誓ってしまったほうがよいのではないか。納得いかない人には第1回目の記事を読みかえしてもらい、それでも納得できなかったら自分探しの旅に出るか高須クリニックの門を叩くかくらいしか思いつきません。小さなものを大きく見せることはできますが、大きなものを小さく見せるのは難しいのです。

では、この「人形顔」界の頂点は誰かというと、現段階の日本では間違いなく佐々木希さんではないかと思います。ただそんな彼女でさえ、「おちょぼ口がコンプレックス」と語っていたことがあるそうですよ! 頂点クラスであっても隣りの芝生は青いのだということがよくわかります。

しかし、私の友人が以前、神妙な面持ちで「私、佐々木希の可愛さの秘密がわかった気がする」と言ってきたことがありました。そしてその秘密とは「あれは、ぜったい、口元」だと言うのです。

たしかに、もし佐々木希さんがアンジェリーナ・ジョリーのようなジョリーな唇だったとしたら、印象がまったく違うと思いませんか? 美形には違いないかもしれないけれど、あのような可憐さはないはず。

前回も書いたように、ぷっくり唇の長所がセクシーで蠱惑的なこと、だとすると、薄い唇の長所は知的で清潔感がある、ということ。そしておちょぼ口の長所と言うのは、「可憐でピュア」であることです。

実際にお人形さんからリップメイクを学ぶ

そんなおちょぼ口というのは、しかし赤リップやマットなリップメイクは鬼門であることが多いです。

「人形顔」と言うくらいですから、メイクとしてはお人形のメイクを参考にしてみるのかもっともわかりやすいのではないか、と考えています。

「え、なにそれ」と思われるかもしれませんが、人形顔の場合はもはや唇は「存在感を消す」方向がよいと思っています。

変に際立たせるよりもそちらのほうが可愛らしくなります。ただ質感と血行にだけ気をつける。要はデカ目を主役にするってことなんですが、これは決して唇を軽視しているわけではありません。クラスに派手な人気者キャラとおとなしい優等生キャラがの仲良し2人組がいる、という設定なら人気者キャラだけが支持を得ると思いますか? 違うでしょ? 人気は必ず二分されるはず。

人形メイクにおいて最大のタブーとなってしまうのは「リップライナー」です。これは、どんな色でもおちょぼ口には相性がよくありません。「小さいんです、でも目立ちたいんです、スターになりたいんです!」と言わせてはいけない。おちょぼ口には「ナチュラルライフを楽しむ」方向で草原を自由に駆けまわらせてあげましょう。

人形顔にとって一番可愛いリップメイクのポイントは「輪郭をぼかす」こと。「リップは輪郭をしっかりとるのが基本」と言われるアレの逆をいってやりましょう。とくに、上のお人形の唇もそうですが、「中央にだけ色味を置いて外に向けてぼかしていく」手法は大変に有効です。これは可愛くてとてもピュアな印象になります。

ただ、これを実行するにはもとの唇の状態がよくなくてはいけません。この「中央だけ色味のあるリップ」はちょっと前にオルチャンメイクのひとつとしても流行った(流行っている?)ようですが、そこで推奨されている「ティント」というのは、色落ちしないように「唇の色を染める」などと書いてあって、もう、震えながら成分を調べましたよね。唇の色がくすんでしまったら人形メイクは台無しです。もとの唇の色をきれいに保つのはとても大事なことですよ!

唇の色なんて染めなくても人形リップメイクはできます。ポイントは、

  • 成分が優しいものを使う
  • 唇に物理的刺激を(あまり)与えない
  • UV対策はきちんとする

といったところです。具体的には、

  1. 唇をリップクリームかプロペトでベッタベタに潤わせる
  2. 成分の優しいパウダーかペンシルで中央に色を乗せる
  3. 外側に向かってラフに指ではじくように伸ばす

これで上のような人形リップができあがります。唇の赤みの強い人は先に、コンシーラーだかファンデだかで色をおさえてください。この場合、リップクリーム→コンシーラー→中央に色を乗せる→リップクリームかプロペトかグロスだかを優しく指で乗せていく(そのついでに色を外側にぼかしていく)とよいと思います。

色を乗せるためのメイク用品というのは、パウダーかペンシルが一番安心ではあります。パウダーはミネラルパウダーなどを使ったり(オンリーミネラルならリップ専用のパウダーメイクもあったはず)、リップペンシルならドクターハウシュカはオススメです。

そして物理的刺激を回避するためにも、事前に唇を潤わせることは最重要事項。プロペトは万能ですがUVカットができないのが痛いですね。やっぱりドクターハウシュカのリップクリームは優秀。

ジェーン・バーキンも愛用!Dr.ハウシュカのこれ一本でOKリップクリーム
ロンドン出身の女優といえば、私はなんとなくジェーン・バーキンのことを思い出します。フレンチ・ロリータ。

それと、以前私が「日本で販売終了している」と書いてしまったバーツビーツの色つきリップなんですが、日本にお住まいの方々から「販売再開している!」というメールをたくさんいただきました。情報ありがとうございます!

そのバーツビーツの「ナポリタンを食べたあとのような色になる」として私のなかで有名な「ハイビスカス」もオススメ。

これは乾いた唇に塗るとおちょぼ口さんには「おちょぼが際立つ」結果になると思いますが、これでもかというほど潤わせたのち、まだヌメっている唇の上からグリグリ塗りたくり、やはり外側に向かって軽く輪郭をぼかすととても「可愛らしいおちょぼ口特有のぷっくり」ができあがります。色も赤みがあるけれどナチュラルで、かつ黄色人種に似合いやすい色。

いろんな人形を見てみるとグッとくるものが見つかる

人形顔といっても、もちろんいろんなタイプの人がいるはずです。目のかたちもまんまるい人なら簡単ですが、釣り目の人はアイメイクをちょっとだけ意識的に猫っぽく仕上げることでまた違った魅力が出てきます。「気の強いお嬢様」的なキャラをイメージしてみるとゴールが見えやすい。気が強くてピュアとかすんごく可愛いですからね!

お人形もいろんな顔立ちや表情があるので、自分の傾向と似ているお人形を探してみればきっと見つかるはずです。

しかし共通項として、

  • 肌の透明感
  • アイメイクを印象的に
  • 唇は存在感を消す
  • ピュアな印象を目指す

という方向性はあると思います。色は全体的にふんわりとしたもの、質感はシアーなものがいいかなー。

最初は3回と書いてしまったこのシリーズですが、ちょっとここで私が息切れしてきたのでもう1回続きます。

次回は目が小さくておちょぼ口さんの回です。

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