爽快!デンゼル・ワシントンのイコライザー

エンターテイメント

 

最近良く映画を観るのは変わらずシャンゼリゼ通り。

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もっと大きな映画館はあるけれどなんだか落ち着く……

 

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近くの日本食店で腹ごしらえしてから観たのですが

腹ペコだったので夢中で食べてしまって

写真を取り忘れるという……!

おいしい牛カルビ定食でした……

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「もう映画はアホみたいなおもしろいのしか観ない」

と決めた私は映画に限ってシュルレアリスムとは縁を切り

それはつまりデヴィッド・リンチとの決別であり

まあそうはいっても「ツイン・ピークス」は好きなのだけど

お前は許さない「インランド・エンパイア」!!

……今はそんな気分の私がなんとなーく、ふらっと観た映画

デンゼル・ワシントン主演の「イコライザーThe Equalizer」。

日本では10月の25日から公開されているそうです。

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デンゼル・ワシントンといえばスパイク・リーの「マルコムX」で

一躍スターになり、その賢く慎重なキャリアの積み方によって

彼の映画はなんとなくどういった内容であれ、それを選ぶ人間に

「それほど愚かな選択ではあるまい」と思わせるところがあり

実際私も予告編を見た限り、そんなにおもしろそうとは思わなかったけど

「デンゼル・ワシントンだしまあいっか」

という軽い気持ちで観ることになったのですが……

 

これは「すごーくおもしろかった」と言って良い映画です!

たいていの映画って予告編の方がおもしろいものなのに……

 

映画『イコライザー』予告編

ホームセンターで真面目に働くやもめのマッコールは

読書と静かで清潔な暮らしを愛しているが、ある日

深夜のダイナーで出会った少女娼婦のテリーが

ロシアン・マフィアに痛めつけられたのを知り

なんだかそれをきっかけに昔の血が騒いできてしまって

もう封印したはずのパワーを開放するときがきたらしく

ロシアン・マフィアを赤子の手をひねるがごとく一掃し

それからも目の前に弱き者がいれば悪の手から救い続けるのが

生きがいになってしまってやめられないというような

とことん今どき珍しいほど100%善なるヒーローとして

描かれているのです。

 

こういうの、どこかで見たことのある展開ですね?

普段は穏やかなホームセンターの店員だけど

ほんとうはめちゃくちゃ強くってたった一人で悪を

ばったばったと薙ぎ倒し

「あいつはいったい何者なんだ!」

「なぜただのコックがこんな……!」

あ、コックって言っちゃったけど、アレです

もう完全にスティーブン・セガールですよ、セガールなんだけど

なぜか沈黙シリーズのような釣りバカ日誌風味はないのです。

いったいなぜだろう……

まだシリーズ化されてないからかな……

 

少女娼婦役は今をときめくクロエ・モレッツで

私も好きな顔だし、すごく可愛いのだけど

いつもの金髪の巻き髪が最高に似合ってるなあという感想。

黒髪やストレートの髪だと

「ちょっとぽっちゃりでファニー・フェイスの女の子」

という印象になってしまうし、それに娼婦役は似合わない。

娼婦役はクロエ・モレッツにはあまりにもダーク過ぎた……

 

個人的には、初めの方で「人が住んでるの?」

というくらい整然としたマッコールの部屋のカットがあり

それを裏付けるような彼の美しいたたずまいと生活

シワひとつないベッドメイク、アイロンのかかったシャツ

丁寧に皿を洗い、ふきんを洗ってきちんと干して

姿勢を正して本を読む……

というような描写を見ているだけで気持ちがすっとしました。

私、これを観て、帰ってから部屋の掃除に励みましたよ!

意外な効果がこの映画に!

能力の高い人は清潔で無駄がなく丁寧に生きている……

と思わせてくれるような、そんなマッコールの英雄映画

もしかしたらシリーズ化もありかも……と示唆されているようです。

「続編はつまらない」という説がまかり通っている(?)映画界ですが

私はそれでも観たいと思います、沈黙のイコライザー2!

何も考えず、この爽快ヒーロー物語を楽しむべき。

アホみたいにおもしろい映画です!おすすめ!

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