VIO脱毛、フランスでは常識? 日本人女性が知るべきハイジニーナのデメリット

脱毛

VIO脱毛、というものがこの世に飛び出してきてから10年くらいになるんでしょうか。いまだにどうするべきか悩んでる人も多いのではないか、とふとそう思いましてね……

夏になるとどうしても考えざるをえない脱毛。とくに海外在住だと気軽に脱毛できないので悩みも2倍に膨れ上がる、その一方で日本ほど「1本のムダ毛も許されない」という空気がないので精神面では少し楽になります。

女を悩ます脱毛問題・海外在住者はどうする?
日本人女性として生まれてきて一番大変なことって言えば、それはダントツ脱毛の問題かもしれない…… 私の知る限りこれほど女のムダ毛に対して厳しい国は他にないと思う。 脇は当然、顔から手足から背中から腹部から、もう言え...

ところがVIO脱毛に関してだけはちがいます!これだけはちがいます!フランスのほうが断然厳しいのです!

さて、VIO脱毛に関するお悩みといっても、いろいろあると思います。

  • 痛みに関する不安
  • 料金に関する不安
  • そもそもどの方法を取るべきか
  • どこまでいったるべきか?
  • いろんなデザインがあるらしいんですが……
  • ハイジニーナが楽そう、でも引かれない?
  • のちの人生、毛量が必要になるときやってこない?

このようにVIO脱毛といっても「やるか、やらざるべきか」みたいなシンプルな問答ではありません。やりたい、でもこわい、という気持ちから踏み出せない人も多いはず。

フランスではハイジニーナが常識!そんな未来は日本にもやってくるのか?

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まず、欧米ではハイジニーナ、つまり「ごっそりいってしまう」のが常識、みたいになっていますね。フランスもそうだと思います。ハイジニーナという言葉自体が「hygiene=衛生」からきているくらいなので、VIOを生まれたままの姿でさらしてしまうと「不衛生」というレッテルを張られたりします。おいふざけんな!

……と、怒ってもいいんですけど、こういうものはイメージですからね。しかたがありません。

日仏カップルには、この「ハイジニーナが当たり前」という概念をフランス男から提示され「いやそりゃないでしょ……」とドン引く女という構図がしばしばみられます。ハイジニーナがこの世に出回り始めてかなり経つので女性側もナチュラルに受け入れてるのかと思いきや、意外とそのあたりは鉄壁の守りを維持してる人が多い。

もちろん、まったく抵抗のない人もいるでしょうが、やっぱり「何となくヤダ」とか「日本に帰ったとき温泉に行きづらい」とか、あとは「ハイジニーナ推奨の男性はそういう趣味の人だ」と思っている人もいますね。いろいろな思いがあるでしょうが、ハイジニーナに対して戸惑ってしまう理由第1位は、私はこれだと思います、

「取り返しがつかない」。

ね?

医療レーザーで数回、が正義ではないか

やっぱり1度やってしまうと取り返しがつかない、ということは大きな痛手です。

いや、なに言ってるの?カミソリで剃ればいいじゃない?ブラジアンワックスは?と思う人もいるのかもしれませんが、どっちも肌に悪すぎるのでやりたくない人が多いはずです。とくにカミソリは、その後のチクチクは不快指数100ですよ。そうじゃない、そうじゃないんです。なくなりゃいいってもんじゃないでしょ?はっきりいうと我々は、「ふんわりさせたい」だけなんじゃないんですか?メレンゲですよね?メレンゲになりたいんですよ、我々は。

だったら医療レーザーしかありませんよね。エステという選択肢もあるでしょうが、マシンの出力が弱いので何度も通わなくてはいけなくなります。あの、エステティシャンなる美容レベルの高いねえさん方にですよ、「アレがアレであまつさえああなってる」自分の姿態を、そんなに何度もさらしたいですか!?何度も通えば慣れる!?そんなに慣れ合いたいの!?

だ、だから私は、ほかの部位はともかくVIOだけは値段がちょっと高くても効果の高い医療レーザーで「1~3回ささっと」が正解だという気がします。ごっそりいくとあとから後悔するかもしれませんが、1~3回であれば量が減り毛質が柔らかくなるだけです。毛の太さや量など、個人の悩みに合わせて医療レーザーを受け、あとからフォルムやバランスなどが気になる人は整えればよし。そして自意識の観点からいえば、「美容関係の女の人」にそのような姿態をさらすより、「医療関係の女の人」にそのような姿態をさらすほうが、「これは医療行為なのだ」と自分に言い聞かせることができるために恥じらいが若干薄まるのでは、と思うのです。気分の問題でもあります。

痛みに関してですが、当然毛質が太い人ほど痛く、そしてVよりもIのほうが痛いっていう人が多いようです。さらにいうならIのほうが効果が出にくいという声が多数(だからこそIだけがアンバランスに残らないように初めから医療レーザーに行くべきだと思う。もしくはIだけ医療レーザーとか)。

この痛みを味わいたくないために、医療レーザーはやりたくない、という人もいるかもしれません。私は「あとから楽になるなら数回の痛みは我慢したほうが楽」と考えるんですが、これに関してはイヤなもんはイヤですからね……スポコン漫画を読むなどして自らを鼓舞しつつ家を出る、くらいしか解決方は思いつきません。

決断の前に、キャメロン・ディアス先輩の言葉を噛みしめよう

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ハイジニーナのメリットは何といっても楽なこと。そして肌が弱い人は生理のときにかぶれやすいので、ハイジニーナにすることで快適な1週間を過ごすことができるようです。

美容的な観点からだけではなく、以前エステティシャンの方が、

「最近では年配のお客様も多くて、将来介護される立場になったとき少しでも相手の方の負担が減るようにとハイジニーナにされるんですよ」

とおっしゃっており、「日本人の他人に迷惑かけないスピリッツすごすぎるな」と感動を覚えました。確かに介護する側にとってみればとても楽ですよね。

しかし「見た目を考えて」VIO脱毛するときには、いろいろと問題が発生します。「楽かどうか」ではなく「美しいかどうか」で考えなくてはいけないのが何歳までなのか、もちろんそれにも個人差があります。介護される年齢でも気になる女性だっているでしょう。それに、「生理中にかぶれたくない」が主要な目的であった場合でも「見た目もキレイでいたい」という気持ちが共存していることだって当然あるわけです。

だから我々は、キャメロン・ディアス先輩の言葉について深く考えなければいけないのです。

以前、VIOを永久脱毛するなんて「イカレてる」と言い切っていたディアス先輩。なぜなら、

「流行は変わっていくもの」

だし、それに

「年を取るとどこも重力の影響を受けるもの」

だからということ。

そう、

「そこ、たるむよ」

とシンプルにディアス先輩はおっしゃっておられるのです。いざそのときに何も隠してくれるものがないことは大変心細いものではないだろうか、と。あと個人的にはどうやって筋トレを行えばよいのか見当もつかないので、バストなどよりずっとたるみを防ぎにくいのではないだろうかと考えます。

いえね、こんな話をすると品がないと思われる方もおられるでしょう。私だってなるべくならバラの香りの紅茶の話だけしていられればどんなによいことかと思います。

しかしこれは大事なことなのです!

美容は……美容は……人前で話しにくいことこそが本当にみんなが知りたいこと。尾籠な話で恐縮ですが私だって好きで書いているわけではなく悩んでいる女性たちの力になりたくて……あともう尻の話とか思いっきりしてますからね、初期から何度も。

ディアス先輩がこう言っているということはつまり、欧米の女性がすべてハイジニーナではないということを示しています。

また、そんなところのたるみを気にする頃にはもう見た目がどうのと気にしない、と考える人もいるかもしれません。本当にそうでしょうか……?人生何が起こるかわからないものだし、将来自分が何をどう感じるかはまるで予想がつかないものです。10歳のとき、現在の自分の頭のなかを予想できてなかったみたいに。還暦を迎えたからといってたるみたくないと思っていないとは限らないわけです。

ディアス先輩の言葉を「下品」「あからさますぎ」と言うことは簡単です。実際この発言にアメリカでもちょっとザワッとしたようです。しかし言葉にすることをためらわれる事柄こそ真剣に考えるべきです。まあ私もそうなんですが、目の行きとどかないところに美意識の向かない人はとても多い。たとえばヒップアップは頑張る人が多いけど、お尻の肌自体を顔と同じようにケアする人は少ない。ヒップラインはわりと頻繁に目に入るけれど、肌質はあまりまじまじと眺めることがないからです。そういう場所は、ある日気が付いたら荒地になってます(きっぱり)。

ハイジニーナのデメリット、アジア人女性は特に考えてみたい

ヨーロッパ諸国には、日本ほどゴクラクじゃないけど温泉がちらほらあります。場所や時間によっては全裸で入ることになっていたり、水着で入るところでも事前に男女別のシャワールームで身体を洗ったり、あとはハマムだとか、要は女性同士で裸の付き合いしてることも結構あるわけです。ハイジニーナじゃない時点でもしかしたらハイジニーナ主義の女性からはギョッとされているかもしれません。

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それで、欧米の女性たちにはVラインに「線」だけ残してるタイプの人が多いですよね。以前は、たったあれだけ残すのであればいっそのことパーフェクトを目指せばいいのに、と考えていました。しかし今となっては残すのが正解なんだな、と感じます。彼女たちが「線」だけ残すのには、いろいろな理由があるのかもしれませんが、私にはとくにアジア人女性にとって気にすべき大きな理由があると思えます。

それは、Vラインがないと、脚が短くみえる、ということです。

ポイントが下のほうにくるからです。というより、Vがあることによって我々は今までポイントを上のほうに持ってくることができていた、というのが正しいと思います。

ハイジニーナだと幼児体型に見えますが、これはイメージ的なことに加えて、胴が長く見えてしまう、ということもあるのではと思います。欧米人に比べると胴の長さに定評のあるアジア人は、特別にこのことに注意を払うべきです。

だから、フォルムを整えるときにVの上のほうを脱毛する人も多いですが、個人的にはなるべく上のほうは残し、ポイントを上へ上へと引っ張っておくのがよいのでは、と思っています。そしてかたちは逆三角がベストです。上部に大きくポイントを置き、下に行くにつれてスリムになる、というあのフォルムに整えている人は胴が短く、スタイルがよくみえます。

……と、熱く語ってしまいましたが、みなさんどうですか?画面から軽く1メートルは後ずさってますか?

この、「Vがあると胴が……」の話をまわりの女性に今まで何度もしてきましたが、100%ドン引かれてきた人生です。全員が片頬をひきつらせながら「ハハハ……もう、何言ってるの……」とまったく相手にしてくれないので私、もしかしたらものすごく世間ずれした見当違いなこと言ってるのかもしれません。でもきっと同じこと心の中で思っている人、きっと多いはず。

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