極寒! 初めての「ディズニーランド・パリ」クリスマス(と、お知らせ)

フランス生活

パリに住んでそこそこ月日が経ったような気がするのですが、一度もいったことのないところは結構あります。その筆頭として「いつか行っとくべきでは」と思っていたのがディズニーランド・パリ。だってみんなFacebookなどにですね、まだ渡仏したばかりの人もみんなですね、楽しそうな写真をのせているわけなんですよ。

そこへ突然舞い込んだ招待券! やった! ありがとうございますありがとうございます。

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しかし私は世の人々がこれほどディズニーランドに夢中になっているにも関わらず、その理由をよく知らずにぼんやりと生きてきた節があります。ディズニーランドっていうのはつまり遊園地だと思ってるんですが、ほかの遊園地に比べてディズニーランドが突出して人気なのはなぜなんだろう? 遊園地=ジェットコースターなわけだが(偏狭である)、ジェットコースターがそれほどすばらしいのであろうか、と。子どもたちだけでなく成人までも熱狂させプロポーズやら結婚式やらが行われるというのはよほどのことに違いないと思っていました。東京ディズニーランドにさえ子どものころに1、2回行っただけの私ですから、要するにどえらいディズニーオンチなわけなんですが、そんな私でもディズニーランド・パリを楽しめるのでしょうか?

 

しかし日本人の友人たちは口をそろえて言うわけですよ、「日本のディズニーランドを思うとがっかりするよ」と。

私だってそんなことは分かっている。というかもうこの駅おりたった時点で分かってる。東京ディズニーランドのあの完全なる別世界を作ろうとする姿勢をフランス人がまず試みてみようと思うはずもない。「今日は彼女と喧嘩したから肩肘ついて仏頂面でチケットを売る」スタッフがいてもおかしくない。別に彼女と喧嘩しなくてもデフォルトで仏頂面でもおかしくない。

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ディズニーランド・パリ、道のりは分かりやすくてよいです。RER A線で「Marne-la-Vallée-Chessy」方面の最終駅まで乗っとくだけ。

でも降りたら早速このさびしさよ。

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右手の入り口で荷物チェックをし、スタジオ・パークが見えたのだけど、招待券の場合はスタジオ・パークかパークのどちらかを選ばなければならないということでパークを選択しました。さよならスタジオ・パーク。

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スタジオ・パーク楽しそうなんですけど、城が見たくて。

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誰かいた!!

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何だか……

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何だか……

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楽しいかも……

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この古きよきアメリカ的街並みに遭遇したときに思わず自分のキャラも忘れテンションが上がってしまった。

 

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やはりよく聞くように、ディズニーランドには何か人をどきどきさせる仕掛けがあるのだろうか?

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一生懸命並んでスペース……マウンテン? など乗ってみたんですが、とてつもない時間を待たねばならない。

東京のディズニーランドにも当然あるんでしょうが、各アトラクションにあるこういうマシーンにチケットをかざすと予約券が出てくるので、何度か利用してみました。でもはじめは仕組みがよくわからず、予約券をとったもののどうするのかわからなかったのでそのまま普通に並んでしまいました。1時間を無駄にする。

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並んでるあいだに会話を弾ませるのがディズニーランドの楽しみなのかなあなどと思ったりしました。そうして並び疲れて城に戻ってくると人だかりができており、さっき窓際にいた女の人たちが馬車に乗ってやってきた!

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城の中にも入る。

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ところで城はシンデレラ城ではなく眠りの森の美女の城なんだそうです。このまわりに生えてる茨をかきわけ王子がやってくるわけですね。

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トイレがアラビア風だった。

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ある行列に遭遇し、先頭まで追っていくと、この人(名前を知らない)と握手をしたり、抱き合ったりということをするためにみなさん並んでいるようでした。私の隣で女の子が「キャー彼よ!」みたいにテンション上げてやはり並んでいたので相当人気なのでしょう。ちなみにアラビアエリアでも、ジャファー(これは名前知ってる)が同じ商売を行っていました。それにもやはり人びとは並んでいて、私、この世界に馴染めているのかちょっと不安になってきました。しかもジャファー、別にアラジンでもないのに。アラジンどこいったん。

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スタジオ・パークはもうちょっと現代技術を駆使してるようなんですが、パークのほうは東京よりもアトラクションが少なく、意外と素朴な感じ。洞窟の中に入って探検したり、吊り橋渡ったり、あとロビンソンクルーソの家を登るのが結構楽しかったです。

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それにしても、ちょっと郊外ってだけでこんなに寒いの?っていうくらい極寒だったこの日。しかも私徹夜明けだったんですよね……いや、徹夜自慢とかじゃないですよ、肌に悪いし……というか、ディズニーランドにいくために徹夜でいろいろ片づけたんですよ……

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寒さって、そして眠さって人から何もかも奪ってしまいますね。私、もうぐったりしてインディージョーンズに乗る気力はありませんでした。パリのディズニーランドはこのクリスマス時期だとちょっとクリスマスマーケットもあったりして、ゆっくり散歩したりちっちゃい汽車に乗ったりして楽しむのがいいのかな。

 

夕方からはパーティーがあったので(そのための招待だった)、ホテルに向かいます。

パーク内のレストランは激込みだったので、お昼はやっとのことでホットドッグが買えたくらい。でも買っても椅子がないというね……

だからとてもお腹すいてたのでヴィエノワズリーくらいの軽食でも嬉しかったです。キッシュを食べまくりました。

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砂糖厳禁ですが、このおじさんショコラはどうしても見逃せなかった。たぶん、聖なる人なんだと思うけど。

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そして会場には、あの人たちも……

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私が彼女らのことを本当に知らないんじゃないかと思われているかもしれませんが、さすがに知っていますよ! アナはまるっこいかわいい顔で、エルザはゴージャスな美人、ていうふうにちゃんと人選からキャラわけされていました。こんなに何度もお会いするなんて、いまディズニーのトップを走っているのはやっぱりアナと雪の女王なんでしょうか。

ディズニーランド、満喫できた気がする(ふう)。

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あと、ちょっとお知らせなんですが、フィガロジャポンさん(Web版)で月に2回、コラムを書くことになりました。私、専門はもっぱら「パリのおいしい麻婆豆腐」なんですが、フィガロジャポンさんでは「フランスの恋愛事情」がテーマです(白目)! ハラハラするでしょ? 私はしてます。もちろんあんなおしゃれなメディアで「粉山椒がホントに細かくて!!」とか書くわけにいきませんからね……ブログと内容がちょっと被るときもあると思いますが、そこはどうかみなさん暖かい目で見守っていただけるとうれしいです。ブログの更新頻度のほうが低くなるわけにもいかないので、これから上げていこうと思います。

第1回は、まだ導入のような感じですが、下記リンクより。

→カップル社会、フランスで大切なことって?

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