香港スターも通うサンラザールのカルネドボワイヤージュで鰻に舌鼓

パリのレストランとカフェ

今日はまた、以前行って美味しかった中華料理屋について。

もういったいどこに需要があるのかもわからないパリの中華料理屋記事ですが、あくまで私は突き進みます!いえね、求められてないものを続けるっていうのはなかなか馬力がいるんですよ!

とはいえパリの中華料理屋めぐりが楽しすぎるので、まあこれはすでに個人的な趣味のようなものですね。なるべく誰かの役に立つエントリーを書きたいといつも思ってはいるので、誰か一人くらいは役立ててくれる人がいればうれしいですが……

 

ここ、サンラザールのブッダペスト通りは、中華街ではないし、とてもちいさな通りであるにも関わらず、小粒ぞろいで旨味がぎゅっと凝縮されています。

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要は美味しい中華レストランばかりなのです。中国人に「サンラザールでご飯食べよう」と誘ってみると、何も言わなくてもこのブッダペスト通りで待ってるくらいです (ホントに)。

先日私がカンボジアに旅立つ友人の送別会を行い、ちょっとセンチメンタルになったレストランもこの同じブッダペスト通りでした。

→サンラザールで激辛料理・小四川酒家で汗と涙の送別会

 

この日入ったのはカルネドボワイヤージュ(carnet de voyage)というお店。

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店内はほぼ満席で、なぜかおしゃれでキレイなねえさんが多かったです。

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店の人とスターらしき人が写ってる写真がいくつか壁にかかっていたのですが、それがキレイなねえさん率の高さと何か関係がある……のかもしれません。

ちなみに写真のスターは香港の映画俳優らしいのですが、私の香港スター知識はジャッキー・チェンかサモハン・キンポーくらいなので、その他ということになると完全にお手上げです。中華料理は好きですが、だからといって香港映画に詳しいわけではないのです!ミーハーだから初期のウォン・カーウァイは好きだったけれど。

 

さて、まずはメニューにあるならば出来る限り頼んでみる、麻婆豆腐です。

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この店はこのようなピリ辛の料理も置いているのだけど、四川料理専門店かといえばとくにそんなことはないという印象です。麻婆豆腐もその他の唐辛子入りの炒め物も、そんなに辛くない、まろやかな味わいです。

 

こちらは牛肉と野菜の炒め物。

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牛肉がとっても柔らかい。家で牛肉の炒め物をするとなんだか筋張って硬いんですが、これは選ぶ部位が悪いのか、それともなにか炒めるコツあるんでしょうか?

 

そしてこちらが、パリでお初にお目にかかるウナギです。

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ウナギと野菜の炒め物。

パリにうな重食べさせてくれるお店があることは知っていますが、まだ行ったことはありません。あとフレンチでもウナギって使うんでしょうか? フレンチに関しては知識ゼロなのでまるでわかりません。とにかく、ウナギに対してボーっと構えて生きていたら、なんと中華料理屋で初対面してしまったというね。わからないものですね。

そしてこれ、美味しかったんですよ……!

なんならもう一皿食べたかったくらいです。

私、パリじゃなくても、日本でも、とくにウナギに積極的ではない半生を送ってきましたが、ひさしぶりに食べるとやっぱり美味しいものですね。ふわっとしてて、タレも甘辛くて……ご飯おかわりしそうになりました。でも私は男子高校生ではないので、自重しておきましたよ……ふう。

とかいってこれ、アナゴだったりしてね。私のグルメらないっぷりに鑑みればじゅうぶんありえることです!ウナギだと言われたのでそう信じてるんですけど!

 

ところで、パリの中華レストランでは中国人はよくご飯と一緒に甘い豆乳を飲んでいます。とくに女の子。子供にもよくジュース代わりに飲ませているのを見かけます。中国人にとって甘い豆乳は麦茶みたいなもんなのだろうか?

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私は基本的に甘い飲み物が苦手だし、ましてやご飯と一緒に食べるなんて……と思ってしまうのですが、この日はその「甘い豆乳らしきものにちょっとひねりを加えた飲み物」をほぼすべてのテーブルのキレイなねえさんたちが飲んでいて、そこまで言うんだったらちょっとひとつだけ頼んでみましょうか!アレはいったいなんなの!?という気持ちで店員さんに「あの人たちが飲んでいるのと同じものをくれ」と頼んでみました。

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そしたらこれは甘くない豆乳に小豆と、もう一種類緑色の小さな豆が入っているものでした。

予想外に甘くなかったのでびっくりしたのですが、砂糖があとからテーブルにドンッと置かれたので、単に入れ忘れたんじゃないか、と思っています。私としては無糖はありがたいのだけど、これは甘くし て飲まないと美味しくはないんだろうなということはわかります。

 

けっこう食べたけれどお会計は懐に優しい。35.30ユーロ

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通い詰めて全制覇したい、ブッダペスト通り。

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あれ、これって日本の広告……?

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メゾンキツネって、私の知らない日本のイベントがパリのどこかで行われたのでしょう。

こんなちいさな通りで中華をひっそり食べる私の、知らないことなんてたくさんあるのです。

パリがどんなにちいさな街であるとしても。

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Carnet de voyage カルネドボワイヤージュ

4, Rue de Budapest 75009 Paris

TEL: 01 77 16 34 99

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