イチオシのCCクリーム・BBクリームとの違いって何?

メイク

 

さて、前回の記事をご覧いただければお分かりのように、私は桜の木の下でけっこう紫外線に怯えていました。

でももちろんこのあまりの晴天ぶりに無防備ではいられるはずがなく、となればちょっと化学の力を借りて高SPF値のアレをちょっと……

ということになるのは避けられません。

 

私は薬局って大好きなのでついつい長居してしまうのですが、パリではよい店員に当たって悩みを相談すると、試供品をばんばんくれて、試してみてね、と言ってくださいます。

この前薬局でBBクリームというものを探してる、と相談したところ、BBではなくCCクリームの試供品を頂きました。

 

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店員の姉さんイチオシだったのがこちら。

エルボリアン(erborian)のCCクリーム。

SPF45 PA+++という、頼りがいのある超姉御肌!

 

というわけでパリ植物園に行くにあたり、朝、今日これを試さずいつ試すのだ、と塗りたくりました。

するとこれが、ものすごく良かったのです。

 

ふだん私がケミカルファンデを使わないからかもしれませんが、ひと塗りで薄皮ベール、という言葉がぴったりなキレイな仕上がり。

化粧をしているようではなく、もとからキレイな肌の人みたい。

小鼻の毛穴なんかも、するんと隠れます。

ちなみにシャネルであんなに剥けて(そのときの記事はこちら)、恥をかいた鼻の皮はぜんぜん向けずにつるんとしています(これは私の肌荒れが治ったのか、商品の相性なのか不明です)。

色味はちょっとグレー掛かったベージュですが、肌に塗ると不思議なくらいアラを隠してくれます。

 

それにこのくらいの高SPF値だと普通は、痒みが出たりするのですがまったく刺激なしでした。

ちょっと日射しに当たるとまぶたが痒かったですが、紫外線の害を思えば許容範囲内です。

 

においはちょっとザ・化粧品のにおいですが、口の中にでも入らない限りそんなに気になりません。

 

韓国と書いてあるから韓国コスメなのかと思ったら、フランスのブランドになるそうです。

化学者の韓国人女性と世界中駆け巡ってるフランス人女性が出会って

……そして出来たわりと自然派のブランドらしいです(適当)。

日本でも売っているようですね。

 

値段は45ml35ユーロだそうですが、これが高いのかどうかよくわかりません。

CCクリーム自体に初めて出会ったもので……

 

このブランドにはBBクリームもあるのに、なぜだか薬局の姉さんはCCクリーム推しでしたが、BBクリームもフランスで何とかいう賞を取ったような名品だそう。

たぶんBBクリームはSPF25 PA++という数値だから、とにかく「紫外線を避けたい」と必死で訴えた私に、姉さんはCCクリームを勧めてくれたんですね……ありがとう。

だから普段使いならBBクリームだと思いますが、成分はバリバリケミカルなので私は毎日は使えません。

やはり買うなら夏に向けてCCクリームの方で、ものすごく紫外線が強い日のためか、たくさんの人(日本人)が集まるとき場違いにならないため、というスペシャルな使い方が向いていると思われます。

 

ちなみにフランスで化粧品を探す際

「とにかく紫外線を避けたい」

と訴えると、時々ですが

「はあ?なんで?」

という顔をされ理解を得られないことがあります。

フランス人なるべく日に当たりたいから……

だからそういう店員に当たったら目当ての品を出してもらうため

「私は皮膚が大変に弱くもうホント、ちょっと日射しに当たっただけでも真っ赤になるのです!火傷を負ったようになり、じんましんなんかも出ちゃいます。あ、でも肌が弱いわけだからなるべく成分は優しめが良くって……」

とわがまま全開、「でもそれは肌の弱さゆえ」という自己演出が必要です。

こうして「ズバリこれ!」という商品を探してもらうのです。

 

さて、私はBBクリームも試してみたかったので、お願いしてサンプルを頂きました。

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日本でも人気のラ ロッシュ ポゼ(La Roche-Posay)。

このBBクリームが日本で人気らしいと聞いて試してみたかったのですが、フランス仕様のものは日本のものとずいぶん違うのだと思います。

香料にわりと寛容な私が「うわ、キツイ……」と思ってしまうにおい。

それから色展開は二色なのですが、どちらも黄色人種にはぜったい合わない色……

だからといってどの人種に合うのかもよくわからない色……

 

前出のCCクリームはアジア圏の人が絡んでるからPA値の表示もありましたが、これは完全に欧州仕様なのでSPF20としか表示がありません。

しかもちょっと不安な数値です。

SPF20くらいの数値ならミネラルファンデで十分です。

 

このブランドは「皮膚科医が推奨する」という触れ込みですが、成分を見るとどうして皮膚科医が推奨するのかよくわからない内容です。

つまり、バリバリケミカルだし、刺激を感じることも多いです(私は!)。

なので、仕上がりが美しくないならば意味がありません。

日本仕様の商品はたぶん無香料だし色も良いのだと思いますが、フランスで売っている商品については日本人向きではない印象。

 

すべてにおいてエルボリアンのCCクリームの方が良かったです。

試供品はものすごくたくさん頂いて(太っ腹!)、あまりにも日射しの強い日が続き結局毎日使っているのですが、今のところ荒れることもないし、現品購入もすると思います。

ただし、ミネラルファンデしか塗っていない日に比べると、一日の終わりにクレンジングするときに肌が若干しょぼくれて、疲れているのを感じます。

ミネラルファンデだけの日にはこういうことはまったくないので、私は薄肌でもあるし、毎日ケミカルを続けるのは危険な予感。

以前は「夕方になると肌が疲れてる」って夕方のせいにしてたけど、実はケミカルファンデがけっこうな原因だったんですよね……

 

ところで、BBクリームとCCクリームってどう違うんですか?

と試供品をもらったとき店員に訊ねたところ

「CCクリームの方がSPF値が高いのよ」

との説明だったのでふむふむ頷きながらも心の中で

「ぜったい違うだろ……」

と思って家に帰って調べるという自分でも大人な対応に満足いたしましたが

やっぱりまったく違いましたよ!

まあ、これについてはもう周知のことかもしれませんが、一応メモ代わりに書いておこうと思います。

 

■BBクリーム

「Blemish Balm」の略で、もともと傷跡を隠すため作られた。

美容液、コンシーラー、ファンデーション、日焼け止めがひとつになったもの。

さらにパウダーが入っているためマットに仕上がる。

カバー力が高い。

 

■CCクリーム

「Colour Correction」の略で、始めから美容目的で作られた。

肌色を補正してくれる効果がある。

BBクリームよりナチュラルに仕上がる。

肌を潤わせ、パウダーも入っていないので乾燥やシワを防ぐ効果もある。

 

よく聞くのは、BBクリームはコンシーラーののようなもので、CCクリームはカラーコントロール効果のある下地のようなもの、という説明です。

BBクリームはクリームの色で欠点をカバーし、CCクリームは光でアラを飛ばしてしまうといった感じ。

とにかく乾燥肌の人にはCCクリームが向いていると言えそうです。

 

このようにパリ植物公園ではきちんと、化学の力により高SPF値で守られていた私は、さすがにまったく焼けていませんでした!

やはりたまには化学にも頼らないとパリでは炭焼きになりそうです。

 

最近ではBB・CCクリームに続いて、DDクリ―ムというものまで出現したそうですが、知らん

DDまでは、もう知らん!

私にはBB&CCで十分です(などと言いながら試すかもしれない)。

 

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